【週末、山へ行こう】登山の装備、軽量化を見直してみよう “重さ”は体力を消耗 ウエストポーチ必要ですか? - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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登山の装備、軽量化を見直してみよう “重さ”は体力を消耗 ウエストポーチ必要ですか?

 登山のとき、ウエストポーチやサコッシュをつけている人は多い。しかしその中身は、歩行中に使わないものであることが多い。財布やリップクリーム、日焼け止めなどは歩きながら使わないだろうし、行動食は休憩中に食べることが多い。メモ帳やペン、地図なども、歩きながらこまめに出し入れするだろうか。ポーチなどに入れているものの大半は、ザックの中に収納して必要なときに取り出せば事が足りるものではないか。

 1度、ウエストポーチやサコッシュをつけずに歩いてみよう。案外になくてもなんとかなること、そして体周りがスッキリした状態で歩くのは気持ちがいいことに気付くだろう。

 夏や秋は登山のハイシーズン。お盆休みや秋の連休を使って縦走登山を計画している方も多いだろう。長時間、長距離を快適に歩き続けるには相応の体力が必要。…とはいえ、快適に歩けない理由は「体力の問題」だけではない。理由のひとつに「荷物の重さ」が挙げられる。重すぎる荷物は体力を消耗させる大きな原因。体力がなくてばててしまうと思い込んでいる人は、この機会に、自分の装備を見直してみよう。

 装備の見直しは誰でもすぐに簡単にでき、荷物が軽くできればより快適に歩ける。改善できる重さの理由をいくつか挙げてみた。

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 ■レインウエア

 登山では必須の装備であるが、とくに昔からのレインウエアを使い続けているという方だと、生地が重く、収納してもかなりかさばる。今のレインウエアの生地は薄く軽く進化している。ジャケットとパンツのセットでも、収納すると350ミリリットルの缶ビールと同じ程度の大きさ・重さのものもある。軽量レインウエアに買い替えるだけで、ザックがだいぶ軽くなるかもしれない。

 レインウエアに限らず、登山用具は「軽量」に進化しているものが多い。重さが気になるようになったら、登山用品店で最新装備をチェックしてみたい。

 ■財布

 化粧ポーチ、山小屋で読もうと思った文庫本など、登山に直接必要のないものが重さの原因になっていることも。見直しアイテムの最たるものが「財布」。カードをたくさん入れている、普段使いの革の財布は、実は重いのだ。アウトドア用の生地の財布に、最低限のカードとお金を入れるだけで、かなりの軽量化になりうる。小さなジップロックにお金とカードを入れている、軽量化にこだわるツワモノもいる。

 ■水や行動食

 水や行動食は多めに持ちたいと思うものだが、持てばそれなりに「重さ」となってのしかかる。夏に高尾山に登ったとき、歩行2時間半程度のルートにもかかわらず水を4リットル近く持っていてバテてしまった方を見たことがある。自分の行動パターンや、その日の歩行時間などを考え、適切な分量の水分、行動食を持つようにしたい。行動食に関しては、軽くカロリーの高いものを選ぶように工夫してもいいだろう。

 ■西野淑子(にしの・としこ) オールラウンドに山を楽しむライター。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド。著書に「東京近郊ゆる登山」(実業之日本社)、「山歩きスタートブック」(技術評論社)など。NHK文化センター「東京近郊ゆる登山講座」講師。

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