【男性医学の父が語る オリンピックとセックスチェック】スポーツ競技の性別チェックにつらい歴史 64年東京五輪で疑惑の女性を診断、過剰に男性ホルモン分泌される副腎性器症候群発見 かつては女性のみが対象で差別的 (2/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【男性医学の父が語る オリンピックとセックスチェック】スポーツ競技の性別チェックにつらい歴史 64年東京五輪で疑惑の女性を診断、過剰に男性ホルモン分泌される副腎性器症候群発見 かつては女性のみが対象で差別的 (2/2ページ)

 「口腔の粘膜を採取して、染色体を調べました。XYなら男、XXなら女ですが、女性選手なのにY染色体があり、詳細な検査で睾丸の存在がわかりました。『今日の練習で転倒してケガを負ったことにして、試合には出ないように』と、つらい宣告をしたことは、今でも忘れられません…」

 出生時の性別判断のいい加減さによって人生を狂わされるほどの悲劇が起きてしまったケースは少なくない。本人にとっては青天の霹靂(へきれき)で相当ショックな話であったに違いない。

 スポーツにおける公平性とアスリートの性的アイデンティティーの問題にはさまざまな議論が今も続いている。

 ■熊本悦明(くまもと・よしあき) 1929年、東京生まれ。札幌医大名誉教授、みらいメディカルクリニック(東京都文京区)名誉院長。東京大医学部卒業後、同大講師(泌尿器科学講座)を経て、米カリフォルニア大ロサンゼルス校へ留学。68年に札幌医大医学部秘尿器科学講座主任教授に就任し、日本メンズヘルス医学会、日本性感染症学会を創立。『アダムとイヴの科学』(光文社)、『男はなぜ女より短命か?』(実業之日本社)など著書多数。

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