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《zak女の雄叫び お題は「迷」》希望失速は「鉄の天井」のせい? 小池代表の衆院選敗因分析に違和感 (1/2ページ)

 「今回の総選挙で『鉄の天井』があると改めて知りました」

 衆院選開票から一夜明けた23日、希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は仏パリでキャロライン・ケネディ前駐日米大使と対談し、党が公示前勢力を下回る敗北を喫した要因についてこう述べた。この分析には違和感を覚える。小池氏は、女性の社会進出についてのやりとりの中で使ったが、党代表が女性であることが、希望の戦略混迷と失速に影響したとは思えないからだ。

 今回の衆院選は、野党第一党だった民進党が(1)希望の党(2)立憲民主党(3)無所属-に3分裂して政権への批判票が分散し、連立与党の自民、公明両党が憲法改正の発議に必要な「定数の3分の2」の議席を維持する大勝をおさめた。希望は公示前の57議席を下回る50議席獲得にとどまり、小池氏の「排除」宣言を受けて結党された立民が野党第一党に躍り出た。

 民進党の分裂を決定的にしたのは、巷間いわれているように小池氏の「排除の論理」だ。小池氏が「民進党を全員受け入れる考えはさらさらない」「排除されないことはない。排除する」と述べたことが、民進党関係者の反発を招き、世間の不興を買った。その結果、立民が勢いづき、希望から合流を拒まれた民進党前職らを次々と受け入れていった。

 希望はもともと、非自民勢力を結集して政権交代可能な二大政党制を築くために結成された。小池氏も代表就任時、今回の衆院選を「政権選択選挙」と位置づけていた。だが、「寛容な保守」を目指すと宣言しながら非寛容な手法を取り、非自民勢力の結集を自らできなくした。その経緯のどこに、小池氏が女性であることが関係しているというのだろう。

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