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金正恩氏に「核を使わせないためのカネ」は誰が払うのか (1/2ページ)

 2017年は、北朝鮮の暴走が日本と世界を揺るがせた年だった。実際、11月のトランプ大統領の東アジア歴訪でも、各国で「北朝鮮への対応」が話し合われた。そうした中、金正恩委員長やトランプ大統領、プーチン大統領といった国家指導者について論じた『悪の指導者(リーダー)論』(小学館新書)を上梓した山内昌之・東大名誉教授と作家の佐藤優氏は、金正恩と北朝鮮の今後について次のように指摘している。

 「金正恩は、リビアのカダフィやイラクのフセインといった、(アメリカと)ぎりぎりのゲームをやってきた二人の独裁者の末路を見てきました。金正恩はこのまま座して死を待つことはしません。核を使うという選択肢を歴史において初めて選びかねない男です。これが金正恩の怖さです」(山内氏)

 では、北朝鮮が核を使う前にアメリカが先制攻撃する可能性はあるのか。佐藤氏は、先制攻撃は難しいと分析する。

 「アメリカが先制攻撃する場合は、生命至上主義に則って、まず、(北朝鮮の攻撃対象となる)在韓アメリカ人を避難させる必要があります。避難に2週間程度はかかるでしょう。その間に北朝鮮が動きを察知して攻撃を仕掛けてきます。こうした事情から、アメリカは先制攻撃ができません」

NEWSポストセブン
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