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金正恩氏が「核戦力完成」を宣言。北朝鮮は次にどんな行動に出るか (1/2ページ)

 北朝鮮の金正恩党委員長は11月29日、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」型の発射実験を現地指導し、「今日ついに国家核戦力完成の歴史的大業、ロケット強国偉業が実現されたと誇り高く宣布した」という。

 ここで興味深いのは、金正恩氏が語った「完成」という言葉の意味だ。

 北朝鮮はおそらく、国際社会による制裁下でも必要な実験を行えるよう資材を備蓄しているはずだ。そして、技術やデータの蓄積が十分なレベルに達したら、一方的に核・ミサイル実験の停止を宣言するつもりだろう。そこで初めて対話に乗り出し、国際社会に制裁解除を迫るものと思われる。中国やロシアの支援があれば、制裁解除を勝ち取ることは夢ではない。

 (参考記事:金正恩氏は核開発で北朝鮮をどこへ導くのか。不確実な未来を予測する

 ■軍は弱体化

 だから、前述した「完成」の意味が、もう十分な技術とデータを獲得したという意味なら、北朝鮮はここでいったん、弾道ミサイルの発射を止める可能性が出てくることになる。

 ただ、「火星15」型の射程は米国の東海岸に届くレベルとされ、飛距離の面ではかなりの性能を発揮したものの、核弾頭を大気圏に再突入させる技術を北朝鮮がどの程度獲得したかについては、まだまだ検証の余地がある。

 また、北朝鮮が配備を目指している核戦力は、弾道ミサイルだけではない。核を搭載した弾道ミサイル潜水艦も建造中だとの情報もあるのだ。ちなみに金正恩氏の父・金正日総書記は生前、ICBMと潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、そして韓国のインフラを壊滅させられるサイバー戦能力を最も欲しがったという。

デイリーNKジャパン
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