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離島多い日本で重要な「統合火力誘導」 敵情報を陸海空自衛隊で共有、主力部隊到着前に敵をしとめる (1/2ページ)

 陸上自衛隊の教育機関の1つである富士学校(静岡県)に新しい施設が完成した。「統合火力教育訓練センター」だ。10月12日に落成式を迎え、同月23日から教育が始まった。今月22日に第1期生22人の教育が修了する。

 センターでは、野戦特科(大砲)部隊の中に編成されている火力誘導班の隊員たちが学ぶ。これまでもあった部隊だが、島嶼(とうしょ)防衛に欠かせない任務を担うことになり、より強化する必要に迫られている。

 島嶼防衛における火力誘導班の役割は、味方の主力部隊が到着する前に、島内の敵の戦力をたたきのめすことにある。

 例えば、ある無人島に敵が上陸してきた場合、まず火力誘導班を送り込む。敵が観測できる位置に拠点を築くと、規模や場所などを報告する。ここまでは、これまでの任務通り。異なるのは、その敵情報を陸自だけでなく、海上自衛隊や航空自衛隊とも共有する点だ。

 陸自が大砲を撃ち込むだけでなく、洋上から護衛艦が艦砲射撃を行い、上空から戦闘機が爆弾を投下する。LJDAM(精密レーザー誘導爆弾)の場合、命中するまで誘導し、確実に敵をしとめる。

 陸海空自衛隊が持つ武器を、1つの目標まで誘導することを「統合火力誘導」と呼ぶ。

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