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安倍政権「安定」評価も、長引くほど進む内部腐敗…慢心は禁物だ

 安倍晋三首相が在職日数を伸ばしている。戦後の首相では佐藤栄作さん、吉田茂さんに続く3位だ。安倍政権批判に躍起になるメディアは多いけど、ボクとしてはもっと評価してあげていいと思うんだけどね。

 実際、安倍首相はよくやっている。少なくともボクはそう思うね。第2次内閣発足から5年、経済がガタガタだった民主党政権時代のあの状態と比べれば株価も上がって雇用も改善している。そもそも経済が上向いたからこそ、国民の信頼を集めて昨年の解散総選挙でも勝利できたわけだからね。

 外交にも積極的で、諸外国の首脳と信頼関係を着実に築いてきた。かつてのような短期政権だとこうはいかないよ。

 野党やメディアから批判を浴びるのは宿命ともいえるけど、その中身はというと発言の揚げ足取りや、昨年の「森友学園」「加計(かけ)学園」問題といったものばかりだった。

 野党は大問題かのように騒いだけど、結局支持を集められなかった。これは何でもかんでも反対・批判さえしていれば存在感が発揮できる時代ではないということだ。SNSの普及で、メディアが発信する情報に対してさまざまな意見を言い合えるようになったのも大きいだろうね。

 通常国会もスタートしたんだ。今年の国会では憲法改正も含め、ぜひ建設的な議論が繰り広げられることを期待したいね。

 さて、安倍首相の順調な政権運営ぶりは、第1次政権での手痛い敗北があったからこそだと思っている。あのときは年金記録問題が浮上したりゴタゴタが続き、2007年の参院選で大敗。期待値は高かったものの短期政権に終わった。一度身を引いて力をたくわえたからこそ、強くなって飛躍のきっかけをつかめたんじゃないかな。まさに「失敗は成功の母」となったわけだ。

 今年9月には自民党総裁選がある。任期満了を迎える安倍首相が出馬するのは確実らしい。まあ、ほかにどんな人が出馬するかはまだ分からないけど、安倍首相が当選すれば、在職日数はさらに伸びることになる。

 ただ慢心してはいけない。肝に銘じておかないといけないのは、政権が長引けば長引くほど、内部は腐敗しやすくなるということ。安倍首相も自民党も、そのことをしっかりと意識して臨まなければ、支持者は離れていくよ。

 ■高須克弥(たかす・かつや) 美容外科医で医学博士。美容外科「高須クリニック」院長。愛知県出身。日本に「脂肪吸引手術」を普及させた先駆者で、「Yes、高須クリニック」のCMフレーズでもおなじみ。芸能界、財界、政界と幅広い人脈を持つ。著書多数、最新刊は「ダーリンは71歳 高須帝国より愛をこめて」(小学館)。

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