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沖縄を襲った4回の大津波、石垣島に運ばれてきた1000トンの岩 (1/2ページ)

 日本人が知らない過去の大地震や大津波はまだ多い。

 日本人が日本に住みついてからの歴史は、日本をめぐるプレートの歴史と比べて、はるかに浅い。まして、書き残した歴史はさらに短く、京都や奈良でも千数百年、東日本や北海道では100~300年もないことが多い。

 草津白根山で今回噴火した本白根山(もとしらねさん)でも、じつは3000~1万年前までにはさかんに噴火していた。このことは地質学の調査から分かっていたが、噴火を見て書いた歴史は300年あまりしかなく、その間の噴火は草津白根山の北部、湯釜付近に限られていた。それゆえ草津白根山の北側だけが監視されていて、南部はノーマークだった。

 このたび、沖縄県・先島諸島で、過去二千数百年に大津波が4回あったことがわかった。先島諸島とは宮古島や石垣島などの島々である。

 1771年に大津波が襲ってきたことはすでに知られていた。八重山地震による津波「明和の大津波」だ。日本で知られた最大の津波だった。

 揺れによる被害はほとんどなかったところに、いきなり襲ってきた津波の被害は甚大だった。全滅した村も多く、石垣島が津波前の人口を回復したのは、140年後の大正時代になってからだった。この津波で宮古・八重山の両列島で死者行方不明者が1万2000人以上にものぼった。

 今回、地質学的な調査から分かったのは、この1771年の津波なみ、あるいはもっと大きな津波が3回も襲ってきたことだ。調査は海底の砂が陸地深くまで運ばれていたことを調べた。

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