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《zak女の雄叫び お題は「輪」》衆参両輪が回転狂った額賀派騒動 (1/2ページ)

 自民党第3派閥の額賀派(平成研究会)の“お家騒動”は、タイヤが外れ、コントロール不能になった車をみるようだった。衆院と参院という両輪がうまく回転しないと、派閥という乗り物は壊れかねないことを白日にさらした。

 今秋の自民党総裁選をめぐっては、安倍晋三首相(党総裁)の3選が濃厚といわれる中、永田町では早くも「ポスト安倍」をにらみ、各派閥のさや当てが始まっている。

 二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会)はいち早く安倍3選支持を打ち出し存在感を高めている。首相の最側近である麻生太郎副総理兼財務相がトップの麻生派(志公会)は、昨年7月に山東派などと合流し、額賀派を抜いて党内第2派閥に躍進した。

 一方、かつて党人事や国会運営を支配し、泣く子も黙る最強集団といわれた経世会を前身に持つ額賀派の存在感は低下。所属議員には政権の重要政策を担う茂木敏充経済再生相と加藤勝信厚生労働相がいるものの、党勢回復の展望は開けないままだ。「ポスト安倍」候補として有力視される岸田文雄政調会長を抱える岸田派(宏池会)や、石破茂元幹事長の石破派(水月会)に比べても党内で埋没しつつある。

 派閥の低調に業を煮やした額賀派の参院側が、所属する参院議員全員の集団離脱も辞さない構えで額賀福志郎会長の1月中の退任を求めたのが騒動のはじまりだ。2月8日の派閥例会でも額賀氏は自身の進退を明言しなかったものの、3月の派閥パーティーで退任することがほぼ固まった。これを受け、“最後通告”を突きつけた形の参院側も戦闘モードはトーンダウン。とはいえ、「負けるけんかはしない」(額賀派参院幹部)と堂々啖呵を切って派閥領袖に強引に退任を迫ったやり方は党内で波紋を呼んでいる。対立激化が表面化した衆院と参院の溝が簡単に埋まるとも思えない。新会長に就任予定の竹下亘党総務会長は派閥運営に難航するだろう。

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