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正恩氏「南北会談」提案の狙い 北「核・ミサイル開発」最終段階に入った証拠、いよいよ「決断の時」迫る (1/2ページ)

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、韓国に「南北首脳会談の早期開催」を提案した。これはもちろん、「核・ミサイル開発」を進めるための時間稼ぎだ。

 このタイミングで、北朝鮮が「南北首脳会談の提案」という外交的に最高のカードを切ってきたのは、何を物語るのか。「『核・ミサイル開発』が、いよいよ最終段階に入った証拠」と受け止めるべきだ。

 逆に言えば、米国にとっては「決断の時」が迫ってきた。ドナルド・トランプ米大統領は、南北会談提案に前のめりな韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領を引き止めつつ、一段と軍事的圧力を強めるだろう。

 そもそも、この問題は北朝鮮にも、米国にも「締め切り」がある。

 それは、「核とミサイルの完成がいつか」だ。北朝鮮は攻撃を受ける前に米国本土に届くICBM(大陸間弾道ミサイル)を完成させてしまえば、勝ちだ。一方、米国はその前に北朝鮮に開発を断念させるか、無力化してしまわなければならない。

 昨年末段階で締め切りは「1年程度」とみられていた。だが、マイク・ポンペオCIA(米中央情報局)長官は1月、「あと数カ月以内」と語り、トランプ氏は先の一般教書演説で「ごく近い将来」と語った。

 だからこそ、正恩氏はこれまで温存していた「南北首脳会談」というカードを切ったのだ。会談を開ければもちろん、開かれなかったとしても、南北が「瀬踏み」しているだけで時間が稼げる。

 核とミサイルが完成してしまえば、北朝鮮は交渉で圧倒的に有利になる。「どちらに転んでも損はない」とみているのだ。

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