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空気読んだ?『南北首脳会談』日和る文政権 「期待はあるが性急な感じ」

 北朝鮮との融和に突き進んでいた韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が一転、「南北首脳会談の開催」に慎重姿勢を取り始めた。日本や米国などが、「核・ミサイル開発」を強行する北朝鮮への批判を強めるなか、空気を読んで日和見となったのか。本音を隠しているだけなのか。

 「大きな期待が寄せられているが性急な感じがある」

 聯合ニュースによると、文氏は17日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪のメーンプレスセンターを訪れ、南北首脳会談について考えを述べた。

 「従北」とされる文氏は五輪開会式翌日の10日、ソウルの青瓦台(大統領府)で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、与正(ヨジョン)氏と会談し、訪朝招請を受けた。

 その際は「今後、(訪朝のための)条件をつくっていこう」と述べ、確約こそしなかったが、文氏の与正氏ら一行への対応を見ると前向き姿勢は明らかだった。

 平昌五輪開会式に合わせて、安倍晋三首相をはじめ各国の首脳が出席した。そのなかで、北朝鮮代表団については2泊3日の滞在中、4回も会食でもてなす「特別扱い」だったのだ。

 五輪を利用した韓国への「微笑外交」に打って出た北朝鮮に、日米両政府は強い嫌悪感を示していた。

 マイク・ペンス米副大統領は、開会式前のレセプションを遅刻し、出席していた北朝鮮代表団の団長、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長との接触を徹底的に避けた。

 18日に開催されたドイツ・ミュンヘン安全保障会議でも、日米の対北姿勢は揺るぎなかった。

 ハーバート・マクマスター米大統領補佐官は「野蛮な独裁国家が最も危険な兵器で世界を脅かさないよう、あらゆる手段を使う」といい、核放棄を迫る「最大限の圧力」への連携を要請した。河野太郎外相も「今、対話から得るものはない」と、マクマスター氏に歩調を合わせた。

 対北融和に突出した姿勢はまずいとみた文氏が、発言をトーンダウンした可能性も考えられる。ただ、野望を一時的に隠している恐れもあり、今後も警戒が必要だ。

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