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国民栄誉賞の政治利用批判は的外れ? 第2次安倍政権以降6人、低くない内閣支持率 屋山氏「政権にケチをつけたい者の陰口」

 韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪のフィギュアスケート男子で、2大会連続の金メダルを獲得した羽生結弦(23)=ANA=への、国民栄誉賞授与を求める声が高まっている。一方、第2次政権以降、6人を表彰した安倍晋三首相に対し、ネット上で「授与数が多い」「政治利用をするな」などと反発する声も上がる。果たして、的を射た批判といえるのか。

 「日本人みんなが興奮して感動した。けがを乗り越えて(金メダル獲得)というのは、まさに新しい伝説ができたのかと思った。日本人として本当に誇りに思う」

 安倍首相は17日夜、羽生に祝福の電話をかけ、冬季五輪では日本人初、同種目でも66年ぶりという連覇をこうたたえた。

 国民の間に感動と興奮が残るなか、ネット上では安倍政権をやり玉に挙げ、「官邸は羽生選手を政治利用する気満々だ」「支持率が激落ちしたら即、国民栄誉賞」などと、懐疑的にみるメッセージも見られる。

 批判的意見は、以前から出ていた。

 将棋史上初の永世七冠を達成した羽生善治棋聖(47)=竜王=と、囲碁で2度の七冠独占を果たした井山裕太十段(28)を表彰した13日前後も、「安倍政権が最多の授与記録を狙っている」といった声が上がっていた。

 だが、長期政権という前提で見ると、歴代政権と比べて突出して多いとは言えない。

 国民栄誉賞は1977年の創設後、個人25人と1団体に贈られた。2006年からの第1次安倍政権では1年間で表彰ゼロだったが、12年12月からの第2次政権以降は約5年2カ月で6人と「約10カ月に1人」の割合となっている。

 授与数で安倍政権に次ぐ中曽根康弘政権は4年11カ月で4人と「15カ月に1人」という計算だ。

 内閣支持率との関係も、安倍政権は44%(NNN、16-18日調査)あり、批判には違和感がある。

 評論家の屋山太郎氏は「羽生選手はけがの後、刻苦精励してきた。受賞に値する十分な実績を残した。羽生(はぶ)、井山両氏に授与した背景にも、国民の感動があったことは間違いない。安倍政権は支持率も高く、政治利用する必要がない。そんな批判は、受賞者の偉大な功績をバカにする言辞だ。『政権に何かケチをつけたい』という陰口のレベルで、実にくだらない」と突き放した。

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