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トランプ政権「鼻血作戦」の落とし所、懸念される大統領の政治的判断基準 (1/2ページ)

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 北朝鮮情勢について、米政府や米軍関係者が「先制攻撃の準備はできている」と言えば、たちまちメディアで「第2次朝鮮戦争勃発か!」などという見出しが躍り、情報に戦々恐々とする状況が続いている。

 最近では、米国と韓国のメディアが「米国による先制攻撃『ブラッディ・ノーズ(鼻血)作戦』が行われるのか?」と報じていた。だが、スーザン・ソーントン米国務次官補は15日の上院外交委員会公聴会で、この作戦の存在自体を否定した。

 「鼻血作戦」とは、北朝鮮の核関連施設などを限定攻撃するものとされる。ジョージ・タウン大学教授のビクター・チャ氏の発言で出てきたもので、同氏がこれを忌避ししたため駐韓米大使指名が白紙撤回されたと伝えられている。

 しかし、前出の公聴会では、ホワイトハウス高官が「われわれはそうした作戦を話したことも、考えたこともない。そのような用語を使ったこともない」と説明したとしている。

 「鼻血作戦」の有無に関わらず、ドナルド・トランプ大統領に対し、多様な軍事オプションが示されていることは事実だろう。その中に「鼻血作戦」に似たものがあってもおかしくない。以前から明言されているように「すべての選択肢はテーブルの上にある」のだ。

 どれを選ぶかは「政治の決断」となる。その選択肢の1つ1つが、誰かの口から洩れるたびに騒ぎになる。

 米国メディアは政府高官たちがトランプ氏と異なる言葉を使えば、「矛盾する発言」として批判につなげたいようだ。

 実は、私も若干、この点は「トランプ政権の急所」になるような心配をしている。トランプ氏のツイッターと誰かの発言が違うということではなく、「大統領が軍事のプロたちのアドバイスを素直に理解するのか」「政治的な判断基準で捉えるのか」という点である。

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