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訪韓のイバンカ氏、従北文政権に“厳重警告” 世良光弘氏「米軍の警戒態勢はクギを刺す意味も」

 ドナルド・トランプ米大統領の長女、イバンカ大統領補佐官は23日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪の閉会式(25日)に出席するため、訪韓した。北朝鮮の「核・ミサイル開発」を放置したまま、南北融和に傾斜する韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領に“厳重警告”を発した。3泊4日の滞在中、米軍の動きに注目する識者もいる。

 文氏「平昌五輪を機にした南北対話が、朝鮮半島の緊張緩和と南北関係改善に大きく寄与している」

 イバンカ氏「朝鮮半島の非核化を保障する『最大限の圧迫』戦略について、われわれの意志を再確認する場を設けてくれたことに感謝する」

 青瓦台(大統領府)で23日夜に行われた夕食会。南北対話について語った文氏に対し、イバンカ氏は北朝鮮への圧力強化を強調した。同盟国とは思えないほど、両氏の見解は食い違っていた。

 大統領府関係者によると、夕食会に先立ち、両氏は約35分間、非公開の会談を行い、トランプ氏からのメッセージが伝えられた。トランプ政権は同日、北朝鮮への「過去最大規模」の独自制裁を発表したが、いずれも「従北」文政権への“警告”といえる。

 北朝鮮は閉会式に、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の側近で、対韓国政策を統括する金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長を派遣する。数々のテロ事件を実行した工作機関「偵察総局」の元トップであり、文政権の英哲氏への対応は、米韓同盟の試金石となりそうだ。イバンカ氏の韓国滞在では、警備面の不安もつきまとう。

 2015年3月、マーク・リッパート駐韓米大使(当時)は、左派系政治団体代表にソウル中心部で襲撃された。トランプ氏が昨年11月に訪韓した際も、大統領専用車がデモ隊に道をふさがれ、反対車線を逆走する事態となった。

 軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「(イバンカ氏ら米代表団の)移動経路では、米大統領府のシークレット・サービスに加え、在韓米軍(約2万8500人)も厳重警戒態勢を取っているはずだ。北朝鮮は五輪後、挑発に踏み切る危険性がある。米軍の警戒態勢は、延期している米韓合同軍事演習を五輪・パラリンピック後に確実に実行するため、文政権にクギを刺す意味もあるだろう」と分析している。

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