zakzak

記事詳細

日本がモデルとするシンガポールのカジノ ヒント得た“慎太郎構想” (1/2ページ)

 2010年のカジノ解禁以来、アジア随一のカジノシティとなったシンガポール。

 ここには2カ所のカジノがある。一つは湾岸エリアにあるマリーナベイ・サンズ。東京タワーほどの高さがある3本のタワーホテルの屋上が船の形に連結され、雲の上のプールが楽しめるなど今やシンガポールのランドマークとなっている。

 もう一つはセントーサ島のリゾートワールド・セントーサ。こちらは地上がユニバーサルスタジオで地下がカジノというもので、友達や家族で楽しめる作りとなっている。

 石原慎太郎都知事時代、東京で“お台場カジノ構想”が持ち上がったが、シンガポールはこれにヒントを得たものだった。

 シンガポールでは湾岸エリアをどのように活性化するかという点でお台場と同じテーマを抱えており、東京にたびたび視察に来ていた。

 そこでヒントを得たシンガポールは、議論ばかりで一向に進まない日本を尻目に、さっさとカジノを完成させ、アジアの観光ハブとなるのに成功した。

 そんなシンガポールに観光客を奪われる危機感から、日本もようやく本気でカジノ導入を考えた。

 2カ所のカジノがそれぞれ特色あることは確かだが、それ以上にシンガポールのカジノが成功した理由は「IR」という造語の発明にある。

 IRとは統合型リゾート(Integrated Resort)という意味だが、これは解禁に取り組んだシンガポール政府が、国民を安心させ、ギャンブルのイメージを薄めようとして捻り出したものだった。

 IRはショーや飲食、ホテルやコンベンション機能をもったリゾートと定義されているが、カジノとは元々そうしたものであり、実質的には何も変わらないが、いかにもリゾート的な呼び名はカジノ以外の観光客を呼び込むことに大きなメリットをもたらした。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

アクセスランキング