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トランプ氏、平昌後に2つの布石 北に「最強制裁」「手荒な対応」 潮匡人氏「米韓合同軍事演習が肝」

 ドナルド・トランプ米大統領が平昌五輪・パラリンピック後の軍事力行使に向けて布石を打った。北朝鮮に「過去最大規模」の独自制裁を科したうえ、第2段階は「手荒な対応になる」と脅しをかけた。専門家は「先制攻撃から一斉攻撃に発展することも十分にありうる」と指摘する。

 独自制裁の対象となるのは、北朝鮮の船に洋上で燃料などの積み荷を移し替える「瀬取り」など国連安全保障理事会の制裁決議違反の行為に関与した海運・貿易会社27社と船舶28隻、1個人。

 トランプ氏は23日の記者会見で北朝鮮を「ならず者国家」「野蛮な独裁国家」と非難。過去最大規模の制裁について「効果がなければ、第2段階に入らなければならないだろう。第2段階は「手荒な対応になる」と警告した。

 トランプ発言は、平昌五輪の閉会式に向け長女のイバンカ氏が訪韓し、北朝鮮からも対韓国政策を統括する金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長が来るタイミングで打ち出された。

 評論家で軍事ジャーナリストの潮匡人氏は「韓国で米朝が接触する可能性もゼロではない。そのときのために、米国は北朝鮮に対して、譲歩する意思が全くないという姿勢を示した。韓国に対しても、南北関係が良くなってきているなどとは言うなよと、クギを刺す意味がある」と解説する。

 今後の半島情勢について潮氏はこう予測する。

 「パラリンピック終了後、4月ごろ行われるとされる米韓合同軍事演習が肝となる。北朝鮮が対抗してICBM(大陸間弾道ミサイル)発射や太平洋上の水爆実験の動きがあれば、米国は“鼻血作戦(先制攻撃)”や、それで済まなければ一斉攻撃を始めることも十分考えられる」

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