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正恩氏の狙いは「在韓米軍の撤退」 色めき立つ韓国、日本にとっては「最悪」 (1/2ページ)

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 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、ジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)らが求める、核廃棄の「リビア方式」だけは避けたいと思っている。金桂寛(キム・ゲグァン)第一外務次官は「リビアの運命を、尊厳高いわが国に強要しようとする企てだ」と強く反発している(産経新聞6月3日)。

 核放棄の結果、体制が保証され、米国の「斬首作戦」は回避できたとしても、「独裁の象徴」である核を失えば、国内の求心力を失い、リビアの独裁者、カダフィ大佐のように正恩氏も国民によって「斬首」される。それを恐れてのことだろう。

 独裁者は、猜疑心と恐怖心が強い。叔父の張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長や、異母兄の金正男(キム・ジョンナム)氏を、処刑・暗殺したのは、中国から「正恩氏に代わる指導者はいるのか?」と問われた張氏が正男氏の名前を挙げたことを、正恩氏が知ったからだとされる(朝鮮半島関係筋)。

 正恩氏にとっては、米国による軍事行動が回避できればよく、体制保証の引き換えに早期の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」までを行う必要はない。非核化は時間をかけて段階的に行い、諸外国から経済的な「見返り」を得て国内経済を立て直す。それによって、国民の不満を抑える。また、核兵器は「恐怖政治の象徴」であり、手段でもある。完全に手放すことはあり得ない。

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