zakzak

記事詳細

MARCH現役進学率ランク 各大学、志願者増も合格者は減…昨年より入試厳しく

 現役合格して、どれぐらいの受験生が進学しているのか。今週はMARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)の現役進学率が高い学校ランクを紹介したい。現役進学率はMARCHの現役進学者数÷卒業生数×100で算出。付属校などは除いた。

 昨年に続き、今年のMARCHの一般入試は厳しかった。5大学とも志願者が増え、志願者は合計で46万5658人、8・2%の増加だ。法政大は過去最高の12万人超で、志願者数は近畿大に続く第2位だ。中央大は1万4513人の増加で、東洋大に次ぐ第2位の志願者増だった。

 その一方で、地方創生の一環として、入学者数を定員に近づける定員の超過抑制の政策が実施されている。各大学は入学者を減らすため合格者を減らした。MARCH全大学が合格者を減らし、昨年に比べ、7489人、9・5%の減少だ。志願者が増えて合格者が減り、入試は昨年より厳しくなった。予備校の入試担当者は「予想されていたとはいえ、大きく合格者が減りました。昨年、MARCHの入試が厳しくなって浪人生が増えたことも、入試を厳しくした理由です。最低でもMARCHに進学してほしいと考える保護者が多いのでしょう」という。受験生は現役での大学進学志向が強いが、景気が良くなって有名大進学志向が高まっているようだ。

 この厳しい入試状況の中で、進学率トップは横浜国際で28・2%だった。昨年の23位から躍進した。98人が現役で合格し55人が進学した。2位は川和の28%。3位が相模原(県立)の46・8%、4位が大和、5位が小金の順となった。公立高が強い。塾講師は「私立の中高一貫校で多数の合格者を出している学校も多いのですが、早慶などに合格してMARCHに進学していないこともあるのでしょう。ただ、東大合格者トップの開成でも、合格者減が始まってからMARCHの合格者が増え、15年の94人から今年は151人に増えています。今まで受験していない優秀な層がMARCHを受験するようになって、ますます厳しい入試になりました」という。来年もこの傾向は続きそうだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

関連ニュース

アクセスランキング