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大阪城公園の店が「1億3000万円」脱税…たこ焼きバカ売れのカラクリ 原価率「38~40%」おいしい商売

 大阪城名物、たこ焼きが突然バカ売れ。大もうけしながら税金を納めなかった大阪城公園(大阪市中央区)内の飲食店が告発された。その脱税額、実に約1億3000万円。店のたこ焼きは1皿(8個)600円で、単純計算すると、21万6666皿分の売り上げをフトコロに入れていたことになる。脱税で得たカネは主に貯金に回していたという女店主。ウハウハになった原因は意外にも-。

 約1億3000万円を脱税したとして、大阪国税局が所得税法違反罪で大阪地検に告発したのは、大阪城公園内の飲食店「宮本茶屋」の宇都宮タツ子経営者(72)=同市西成区。

 関係者によると、2014年1月~16年12月、店の売り上げで得た個人所得約3億3000万円を税務申告せず、所得税約1億3200万円を免れたとしている。

 「8個で600円? そりゃ高いわ。400円でも高いくらい。1億3000万の脱税? よう売りはりましたな」

 飲食店の設備をリースする大阪の業者も感心するかのようにこう語る。

 観光地では場所柄、強気な価格設定になりがちだが、「イベントで一時的に売れてもバカ売れが続くことはない」(飲食店関係者)という。

 だが、同店のたこ焼きは、ある日を境に飛ぶように売れていく。折からの日本ブームで訪日外国人(インバウンド)が激増、大阪城観光に来たインバウンドが「ホンモノを食べてみたい」と殺到するようになったのだ。

 大阪市観光課の調べでは、17年度の大阪城天守閣の来場者数は約275万4000人と、3年連続で過去最高を記録。約半数は外国人とされ、関係者によると、宮本茶屋の16年の売り上げは約2億4000万円と、2年前に比べてほぼ倍増していた。

 たこ焼きの原価率は、たこと小麦の材料価格が上昇しているが、それでも「38~40%」(元たこ焼き店経営者)。「大阪城の店は分からないけど、利益率はざっくり30%ぐらいは上げられる」(同)というから“おいしい”商売ともいえる。

 女店主は代理人の弁護士を通じて、「観光客の急増で忙しくなり、納税する立場であることが頭になかった。反省している」とコメント。追徴税額は無申告加算税を含め約1億5000万円とみられ、すでに大半を納めたという。今後、一段とインバウンドが増えることを考えると、まだまだ繁盛しそうな気配ではある。

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