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早過ぎる翁長県知事の死去…全国の人々が沖縄に寄り添うべき 日本ボクシング連盟刷新にスポーツ庁が乗り込め

 沖縄県の翁長雄志知事が8日、亡くなられた。4月に受けた人間ドックで膵(すい)がんが見つかり、手術・闘病しながら、公務も続けておられた。まだ、67歳。あまりにも早過ぎる。心からお悔やみを申し上げたい。

 医療・検査技術の進歩で、最近のがんは早期発見すれば完治するケースが増えている。行政のトップはその職責から、定期的に健康診断や精密検査を受けている。膵がんは自覚症状がほとんどなく、早期発見が難しいと聞くが、よほど体を酷使されていたのではないか。

 翁長氏とは、全国知事会などで何度も同席させていただいた。沖縄県の基地負担の重さについて、真剣に訴えられる姿を見てきた。

 米軍輸送機オスプレイの分散訓練がタブーだった5年前、私は、当時の橋下徹大阪市長とともに、「沖縄の負担を分かち合いたい。大阪の八尾空港を検討のテーブルにあげてほしい」と、安倍晋三首相に申し入れたことがある。

 結果的に実現しなかったが、防衛の問題は日本全体で考えるべきだ。

 翁長氏は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対されていた。ただ、市街地の真ん中にあり、学校や住宅地が近くにある普天間飛行場の危険は、県民の安全のためにも早期に取り除くべきだ。

 辺野古移設はゴールではない。日米地位協定の見直しとともに、同じ日本人として、全国の人々が沖縄に寄り添っていかなくてはならない。

 さて、日本ボクシング連盟をめぐる一連の騒動には驚くばかりだ。

 元暴力団組長との「黒い交際」を認めた山根明会長が辞任したのは、当たり前だ。すごいキャラクターの人物だが、日本オリンピック委員会(JOC)に加盟する、公の団体のトップとして、ふさわしくない。

 ただ、山根氏の辞任だけで済むのか。

 報道を見る限り、日本ボクシング連盟は長年、山根氏の言動を容認していたうえ、他にも問題行動を取ってきた幹部が複数いるようだ。チェック機能がまったく働かない状況に陥っている。内部調査は無意味だ。

 2020年東京五輪などを見据えて、アマチュアボクサーはすべての情熱や時間をつぎ込んで練習に励んでいる。彼らがかわいそうだ。これ以上、連盟の異常事態を放置してはならない。

 日本ボクシング連盟を刷新するため、一刻も早く、スポーツ庁や文科省などが乗り込むべきだと思う。(大阪府知事、日本維新の会代表・松井一郎)

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