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さくらももこさん、永遠に人々の心に 5日から訪中「平和、友好、協力」の正常な軌道を

 酷暑の続いたこの夏、著名人の逝去が相次いだ。

 7月には、落語家の桂歌丸さん、劇団四季の浅利慶太さんが、8月には、俳優の津川雅彦さん、沖縄県知事の翁長雄志さん、漫画家のさくらももこさんなどが他界された。それぞれ、時代に確かな足跡を残された方々であり、心からご冥福をお祈りいたします。

 さくらさんは、8月15日に乳がんで亡くなられたが、公表は同月27日になってからであり、いろいろ配慮があったのだろう。53歳という若さが惜しまれる。

 本人にお会いしたことはないが、代表作のテレビアニメ「ちびまる子ちゃん」は、1990年の放送スタート以来のファンである。

 描かれる「まる子」の行動や、服装、家族、時代背景、地方都市の暮らしぶりなど、どれも「しっくり」と共感できた。影ナレの「コメント」がまた、「その通り!」と視聴者を納得させる。作者は、どこでどのように育ったのだろうと好奇心も湧いた。おそらく、そんな親しみを感じた人も多かったに違いない。

 今日もロングヒットを更新する「ちびまる子ちゃん」は海外でも人気が高い。中国のメディアでも、さくらさんの逝去を惜しみ、「アニメから道理を教わった。さくらももこさん、ありがとう。まる子ちゃんのように天真爛漫(らんまん)に生きていきたい」などと報じられていた。

 さくらさんが亡くなっても、アニメの放送は続けられるという。まる子とともに、永遠に人々の心に息づいていてもらいたい。

 この度、中国の招待で、5日から9日まで訪中することになった。

 今年は、日中平和友好条約締結40周年の節目であり、このところ、両国ハイレベルの往来が続いている。ぜひとも、関係改善の流れを定着させ、条約に掲げられた「平和友好」の精神を言行ともに貫くことを確認し合いたい。

 与党・公明党として、安倍晋三首相の親書を届け、首相の訪中と習近平国家主席の訪日を促すことが重要だ。

 昨年暮れに会談した汪洋副首相は、公明党の創立者である「池田大作創価学会名誉会長が日中国交正常化を提言されてから(2018年が)50年になる」と指摘し、冷戦下の困難なときに道を開いた先人の苦労に謝意を表した。

 こうした意義を踏まえて、「北朝鮮の非核化」や、第三国でのインフラ整備、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)など多国間の貿易ルールでの協力についても、意見交換するつもりだ。

 また、周恩来元首相生誕120周年を記念して、日中関係を平和友好条約に導いた偉業を顕彰すべく、天津にある周氏の母校「南開大学」で講演を行う。次代を担う青年の交流につながることを望む。

 日中の関係が目先の対処ではなく、「平和、友好、協力」の正常な軌道を保ち、国際社会の安定と繁栄に貢献する道を歩むことが大切である。(山口那津男・公明党代表)

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