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5大商社に強い大学ランク、トップはやっぱり… 新入社員の6割を占める難関大出身者

 学生の人気企業上位に必ず登場するのが総合商社。そこで、今週は5大商社(伊藤忠商事、住友商事、丸紅、三井物産、三菱商事)の就職者が多い大学ランクを紹介したい。大学通信が各大学に企業別就職者数をアンケートした結果だ。

 総合商社の人気は高い。しかし、周囲に勤めている人でもいない限り、高校時代から商社の仕事内容を知っている人は少数派だろう。大学入学後、先輩の就職状況などから知り、グローバルに活躍できる業界であり、待遇もいいことから人気が高い。企業の採用支援を行っているワークス・ジャパンの清水信一郎社長は「商社の人気は継続しています。就活の不変のシンボルのようなところがあります。景気に左右されず安定していることも人気の理由です」という。その5大商社に強い大学トップは、慶應義塾大の174人。2位以下を大きく引き離している。就職先の内訳は伊藤忠商事31人、住友商事30人、丸紅28人、三井物産46人、三菱商事39人だ。2位が早稲田大、3位が東大、4位が京大、5位が一橋大の順。いずれも難関大学ばかりだ。しかもこの5大学の就職者数合計が採用人数に占める割合は、もっとも低い住友商事の56・2%から、もっとも高い三菱商事の65・5%の間に収まる。新入社員のほぼ6割が、この5大学出身者ということになる。千葉ロッテマリーンズで3年間プレーして引退し、今年、三井物産に入社した田中英祐投手も京大出身だ。

 商社はグローバルに活躍するため、海外赴任も当たり前だ。清水社長は「今は必ず海外に赴任させています。それは内定式でも伝えていますが、なかには出張ぐらいだろうと考えて入社する社員もいるそうです」という。海外赴任を拒否する若い社員もいるとよく聞くが、商社にもいるようだ。どんな学生が商社に向くのだろうか。清水社長は「自主的に行動できて、踏み出しが一歩早い人です。慎重に事を運ぶタイプの人には向きません。失敗の連続ですから、それを振り返っている余裕はなく、すぐ立ち直って次に進める人ですね」と話す。大学受験、就活と難関を突破し続けるのは大変だ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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