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なぜ?終わってみればたいてい負けている… 「はじめてのカジノ」絶好の“やめ時”は

 カジノは誰にも公平なゲーム。誰でも勝つチャンスがある。実際、誰でも途中で勝っている場面があるが、終わってみればたいてい負けている。なぜか…?

 ■どう勝つかより、いつやめるかのほうが難しい

 ラスベガスで昔こんなことがあった。ホースシューの軒下をねぐらにしていた一文無しの男が、ある日1ドル紙幣を拾った。それを持ってカジノに入り、ルーレットに賭けると的中。何の欲もない男は、当たったチップをそのまま全て賭けると次もまた的中。

 その後も一生分のツキが巡ってきたかのように男は当たり続け、ついに払い戻しが100万ドルに達した。

 男はその晩、カジノからVIP待遇でスイートルームに泊めてもらい、あくる日も同じようにルーレットで賭けまくった。ところが前日とは打って変わってかすりもしない。全部スッた男は元の一文無しとなり、軒下に帰っていった。

 その頃ルームキーパーが部屋に行くと、銀の食器が一切がっさい無くなっていた。これは全く欲のなかったはずの一文無しでさえ、一度勝つと味をしめ、欲の塊になってしまうという話だ。

 それほど、勝っているうちにやめるのは難しいが、では一体いつやめればいいのか? 一つの目安が「軍資金の2倍」であることは前回話したが、みんながみんな順調に2倍まで増えるわけでもない。絶好のやめ時とはいつなのか、実はあなたの心に答えがある。

 ■「もっと勝ちたいと思ったとき」がやめ時

 ゲームをしていてチップがたまると、「もう少し勝ちたい」と思うようになる。意外かもしれないが、その時こそ絶好のやめ時。「せっかく調子がいいのに、なんでやめなきゃならないのか」と思うかもしれないが、勝っていることでサイフのヒモが緩み、賭け金を増やして外れるのが典型的な負け方だからだ。

 最初のうちは勝たせておき、気を大きくさせて巻き上げるのが日本古来の賭場のやり口だが、それは時代が変わっても同じこと。勝負の女神は欲張りな男が一番嫌いだという。「もっと勝ちたい」と思ったときがやめ時だ。

 ■テーブルから去る時はカッコよく

 ゲームをやめるときは「キャッシュアウト・プリーズ」といって、手持ちのチップを全てテーブルの中央あたりに押し出せばいい。両替用にチップをまとめてディーラーが返してくれる。それを持ってテーブルを離れるわけだが、その際、ちょっとだけカッコつけられる方法がある。端数のチップを次のゲームに惜しげもなく賭けてしまうのだ。

 するとディーラーは「あれ? やめたんじゃなかったの?」という顔をする。そこであなたはこう言うのだ。「当たったら全部キミにあげるよ」。そして結果も見ないで立ち去るのだ。当たればヒーロー。外れても粋な客として一目置かれるのは間違いない。どうせ遊ぶなら粋な中年になり切ろう!(作家・松井政就)

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