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沖縄知事選、佐喜真氏の逆転は可能だ 総裁選での進次郎氏は中途半端

 自民党総裁選で、安倍晋三首相が「連続3選」を果たした。得票数も、われわれの予想通りだったといえる。安倍首相には、憲法改正や経済政策など、選挙戦での公約を実行していただきたい。

 今回面白かったのは、左派メディアの報道だ。

 石破茂元幹事長を実に好意的に報じていた。安倍首相がダブルスコア以上の大差で圧勝したのに、「石破氏、善戦」と報じていた。正直、「フェイクニュースじゃないの?」と思った。よほど、安倍首相が嫌いなのだろう。

 石破氏は選挙戦で、「地方経済の潜在力を可能な限り伸ばす。地方こそ成長の主役」と訴えていた。方向性は大賛成だが、具体的な政策は聞かれなかった。

 小泉進次郎筆頭副幹事長が、どちらを支持するかも注目された。

 最終的に、進次郎氏は地方票が締め切られた後、国会議員の投票直前になって石破氏を支持することを表明した。安倍首相側にも、石破氏側にも嫌われない、したたかな計算を感じさせたが、残念というしかない。

 進次郎氏は将来、日本を背負って立つ政治家になるだろう。現在でも、大きな影響力を持つだけに、「自分はこの人を支持する」と明確にして、その理由を説明すべきだった。政治家は嫌われることを恐れてはならない。万人に好かれるように振る舞うなど、中途半端というしかない。

 さて、沖縄県知事選が30日に投開票される。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設などが争点で、選挙結果は、日本の外交・安全保障に影響を与える。

 事実上、前宜野湾市長の佐喜真淳(さきま・あつし)氏(54)=自民、公明、維新、希望推薦=と、前自由党衆院議員の玉城(たまき)デニー氏(58)による一騎打ちとなっている。

 私も今月上旬に応援に入ったが、知名度のある玉城氏が、翁長雄志知事の「弔い合戦」を強調してリードしていた。

 玉城氏は「移設反対」「基地反対」を鮮明にしていたが、民主党政権の一員として、当時の鳩山由紀夫首相が「最低でも県外」を言って米国と交渉し、日米関係を壊したことを理解しているはずだ。行政のトップを目指すなら、より現実的な政策を掲げるべきだ。

 一方、わが維新が推薦する佐喜真氏は、「世界一危険」と言われる普天間飛行場の危険除去を第1に訴えている。「沖縄の基地負担軽減」は、全国民が真正面から向き合う問題である。佐喜真氏は「沖縄のためのポジションを貫く」と語っていた。維新のように与党ではなく、是々非々で政権と向き合ってほしい。

 投開票まで残り少ないが、「沖縄を良くしたい」という普通の県民の方々が投票に行ってくれれば、まだまだ逆転は可能だと信じている。(大阪府知事、日本維新の会代表・松井一郎)

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