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「グローバル教育に力を入れている大学」ランク 目的が明確なあの大学が断トツ

 今週は進路指導教諭が勧める「グローバル教育に力を入れている大学」ランクを紹介したい。これは全国の進学校の進路指導教諭824人のアンケート結果をまとめたもの。項目別に5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次を4ポイント…として集計した。

 グローバル教育はどこの大学も力を入れている。入試においてもそうだ。今の高校1年生が受験するときから入試は大きく変わる。現在行われているセンター試験が廃止され、後継の大学入学共通テストが実施される。その試験で英語の4技能(読む、聞く、書く、話す)が問われることになった。新しく「書く」「話す」が加わり、民間の外部英語試験の成績を使うことになった。英検、TOEFL、TOEICなどだ。進学校の進路指導教諭は「外部英語試験対策を始めました。この成績を大学がどう使うのか、公表はこれからですが、とりあえず取り組みを始めています」という。国は高校卒業者の5割を英検でいう準2級以上のレベルにすることを目標にしている。

 もちろんグローバル教育は英語力だけではない。力を入れている大学のトップは国際教養大だった。2位以下に大きな差をつけた。2004年に開学し、入学定員は175人と小規模で、国際教養学部のみの単科大学だ。授業はすべて英語で行われ、1年間の留学が必須だ。1年次は全学生が外国人留学生と寮生活を送る。進路指導教諭からも「斬新なさまざまな取り組みを行い、今後の大学のあるべき姿を示している」(山梨・私立高)、「少人数教育で、学生を目的をもってきちんと育てている」(愛知・公立高)など評価は高い。2位は国際基督教大、3位は上智大、4位は立命館アジア太平洋大、5位は早稲田大だった。

 関西外国語大を除き、すべて国が進めるグローバル人材育成のための「スーパーグローバル大学創成支援事業」に選ばれた大学だ。予備校の入試担当者は「国際やグローバルと名の付く学部は増え、人気も高いのですが、何が学べるのか、留学は必須かなど、中身を調べることが大切です」という。グローバル系学部は来年も人気になりそうだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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