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大人の社交場の雰囲気はない? パリの最新カジノ「エリゼ・クラブ」リポート

★勝てるゲーム 勝てないゲーム(4)

 GI凱旋門賞の観戦で、フランス・パリに行ってきた。今回のもう一つのミッションは、4月の末にシャンゼリゼ通り近くに新オープンしたカジノ「PARIS ELYSEES CLUB(パリ・エリゼ・クラブ)」を偵察すること。以前、シャンゼリゼに面して営業していた「AVIATION CLUB」(2015年閉鎖)とは別の場所で、メトロ(1)番線のGEORGE V駅からMARBEUF通りに入ると徒歩1分で左手に見えてくる。

 パリのど真ん中、最高のロケーション。ここが遊びやすいカジノなら、パリの夜の新しい楽しみ方として初心者の皆さんにもお薦めの場所になる。さっそく、正面突破だ。ヨーロッパのカジノはパスポート携帯が必須。入場料は15ユーロ、約2000円。ここであらためて「日本の6000円はないよなぁ…」としょんぼりする。支払いはカードでもOK。入場料はキャッシュが当たり前と思ってきただけに、これは便利だ。

 階段を降りるとドーム形の大きなフロアに豪華なシャンデリア。下のフロアにゲームテーブルが並び、奥にはバー&軽食がとれるレストラン。上層階がハイリミットエリアでこの日はポーカーが2台稼働していた。これでヨーロッパ・カジノの重厚感に浸ることができるなら、15ユーロは高くない見物料。しかし、そうはいかなかった。世界のカジノの傾向通り、東洋人客が多めでラフな服装が目立つ。というより、ドレスアップしている人が少なく、大人の社交場の雰囲気はない。

 スロットのようなマシン系ゲームは置かれておらず、テーブルゲームのみ。一般エリアにある「バカラ」はすべてが絞ることのできないミニバカラで、ミニマム(最低賭け金)20ユーロが2台、40ユーロ3台、60ユーロ1台の計6台だ。ディーラー相手の「テキサスホールデム」「スリーカードポーカー」はミニマム10、20ユーロが各1台ずつ。

 「ポーカー」のリングゲーム(雀荘のようなシステムで客同士が1ハンドごとに勝負する)は計4台あり、熱い戦いが続いていた。腕に覚えのある人に細かい設定をお伝えすると、5ユーロ/10ユーロのブラインドで、ノーリミット・テキサス3台、ポットリミット・オマハが1台。これを後ろから眺めていると、卓の客からの視線が突き刺さってきた。「新顔だな」。これはヤバい。2500ユーロからバイイン(最初の参加資金)している常連客も多く、運試しのつもりで入るとこっぴどくやられそう。くれぐれもやけどしないよう。

 そして、本来は“勝てる”はずの「ブラックジャック(BJ)」に大きな問題があった。ここは『POK21』というローカルルールで行われているBJ。ミニマム20、40、60ユーロ(2台ずつ)のBJは標準的なルールで進行するものの、ディーラー側の手にポーカーの役(Jのワンペア以上)ができるかどうか、最低2ユーロのサイドベットを強制されるのだ。たかが2ユーロと侮るなかれ。これがボディーブローのように後々効いてくる…。=つづく(ギャンブルライター・片山真)

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