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日本のガイドブックにはほぼ載っていない“穴場” パリでブラックジャック勝負するならここだ!

★勝てるゲーム 勝てないゲーム(5)

 「パリ・エリゼ・クラブ」で行われているブラックジャック(BJ)は『POK21』というローカルルール。ミニマム20ユーロからのBJは標準的なルールで進行するが、ディーラー側の手にポーカーの役ができるかどうかに賭ける、最低2ユーロのサイドベットが強制される。

 まずはBJの勝負が決着するまでディーラーのカードをめくり、それが5枚に満たないときは5枚になるまで続けてめくられる。その5枚でできるポーカーの役によって配当が。最低Jのワンペア以上が必要で、これには2倍の配当がつくものの、できる確率は概算で10回に1回程度だ。

 もちろん、強い役なら高配当。ストレート5倍、フォーカードは21倍の配当だが、ただの5枚でこんな役はめったにできない。つまり、2ユーロのサイドベッドはカジノ側への(ちょっぴり夢のある)年貢のようなもの。“勝てないゲーム”の一つに加えたい。

 パリの観光や出張中にBJを打ちたくなったら、タクシーかUBERを走らせて、「カジノ・アンギャン・レ・バン」へ向かえばいい。

 パンフレットに“シャンゼリゼから14km”と書かれているカジノ。今回、UBERなら凱旋門の近くから30ユーロほどで着いた。写真のように、湖のそばにあるなかなか優雅なカジノなのだが、日本のガイドブックではほとんど紹介されていない穴場だ。

 20年以上前に初めて足を踏み入れたころは、ジャケットにネクタイも必須。古くからのヨーロッパのカジノに違わず、ドレスコードが厳しかった。それが近年はどんどん緩くなり、ヤンキー風のジャンパーを羽織った若者や、マカオで見るようなオバチャン族まで詰めかける。いまや、気楽に入れるカジュアルなカジノになった。

 入場料は飲み物1杯付きで14ユーロ(週末は16ユーロ)。これなら負担にならないだろう。カジノフロアは1、2階に分かれており、2階にはラスベガス顔負けの数のスロットマシンがズラリと並ぶ。1階がテーブルゲームのフロアだ。

 お目当てのBJテーブルは数が減ってきているようで、一般エリアに6台、左手奥の部屋にあるハイリミットエリアに2台だけ見つけた。

 ミニマム20ユーロが2台、50ユーロ3台、100ユーロ1台。そしてハイリミットはひと勝負が200ユーロから。20ユーロの席に座れれば、楽しく遊べるだろう。ただし、ベーシック・ストラテジー(基本戦略)をまったく知らない人も混じっているので、惑わされないように。

 すぐ前のボックスで、Aのペアをスプリット(2手に分けてのプレー)しないのを見たときは、さすがにボクもアクションを止めた。「ステイ? リアリィー?」。Aのペア=12で止めていては、まず勝てない。毎回、50ユーロの無駄遣いだ。

 縮小気味のBJに対し、ヨーロッパで人気なのはやっぱりルーレット。最低賭け金は5ユーロからで、じっくり数えてみたら1階に16台がオープンしていた。実はルーレットはヨーロッパで遊ぶに限る。ここは回転する円盤の配置上、(比較的だが)“勝てるゲーム”。少しでも確率的に有利なゲームを求めて、ギャンブラーが集まってくる。=続く(ギャンブルライター・片山真)

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