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立憲会派入り目指す野党議員に胸がムカムカ 消費増税はいったん凍結すべき!

 安倍晋三首相は先日、消費税率10%への対策を指示した。一部メディアは「増税決定」のような報道をしているが、わが日本維新の会は「増税はいったん凍結すべきだ」「まず、身を切る改革で出血を止めよ」と主張している。

 わが党も、将来世代にツケを回すことには反対だ。プライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字化は重要だと考えている。だが、政治や役所で出血が続いている現状では、輸血(増税)しても意味がないと思う。

 「政治の出血」とは、消費増税とセットだった議員定数削減が実行されていないことだ。今年夏には、参院定数を6増する選挙制度改正法まで成立した。東日本大震災後に実行された議員報酬カットも、元に戻ってしまっている。議員特権も見直されていない。

 「役所の出血」もある。文科省は今年、汚職事件で複数の局長級幹部が逮捕・起訴されたが、前川喜平元事務次官が関与していた天下り斡旋(あっせん)もひどかった。役所の許認可権限の影響を受けたり、補助金を出した団体・学校に強引に天下りするなど、許されない。

 こうした醜悪な現状が放置されているのに、どうして消費増税が強行できるのか。とても国民の方々に「負担増」をお願いできない。

 日本では現在、地震や大型台風、集中豪雨などの災害を受けた復旧・復興が全国各地で進められている。24日召集の臨時国会でも、災害からの復旧費が2018年度補正予算案として計上された。こんな状況で増税すれば、日本は大きなダメージを受けるだろう。

 消費増税を決めた旧民主党政権(野田佳彦政権)の幹部だった野党議員が「増税反対!」と大騒ぎしているのにはあきれるが、衆参22人の維新だけでは増税は止められない。

 ここは野党が協力して、安倍首相に再考を求めていきたい。

 さて、国会召集を見据えて、立憲民主党の会派入りを目指す、野党議員たちのことが報じられていた。政策や理念はどうしたのか。正直、「政治の世界には、吐きそうになるほどすごい人がいる」という感想だ。

 有権者に小選挙区で「ノー」を突き付けられ、政党の比例区で復活しておきながら、平気で別の政党の会派に移ろうとする議員。有権者をバカにしているのか。胸がムカムカしてくる。

 これは国会議員の待遇・身分が良すぎるからではないか。一度当選すると、いくら批判されても議員職にしがみつこうと必死なのだろう。

 私は父に「恥を知らないことが一番恥だ」と教えられたが、彼らには「恥」という感覚はゼロだ。「比例復活」や「会派の移動」といった制度について、見直すべき時期が来ていると感じる。(大阪府知事、日本維新の会代表・松井一郎)

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