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「生徒に勧めたい」大学ランク 東大、京大…やはり難易度順に

 今週は「生徒に勧めたい大学」ランクを紹介したい。全国の進学校の進路指導教諭825人のアンケート結果をまとめたものだ。偏差値や地理的、親の資力などの制約がない条件で、国公立大、私立大それぞれに5校を選んでもらい、最初の大学を5ポイント、次を4ポイント…として集計した。

 トップは4年連続で東大。2位が京大、3位が慶應義塾大、4位が早稲田大、5位は東北大の順だった。難易度順といってもいい結果になった。東大は世界の大学ランキングの日本の大学トップだ。首都圏の進路指導教諭は「東大は予算も多く、教授陣の質が高く最先端の研究を行い、レベルの高い学生が、その教育を受けているからです。キャンパスも広く、施設、設備が整っており、生徒の入学後の満足度も高くなっています」という。各国立大の運営交付金を見ても、東大は断トツの800億円超だ。研究力、教育力で勧めたいようだ。

 2位に入ったのが京大。今年は本庶佑(ほんじょたすく)特別教授がノーベル賞を受賞し、研究力の高さには定評がある。進路指導教諭の評価も「世界大学ランキングで、教育成果や教育満足度の評価が高いため」(兵庫・公立高)、「教養教育に力を入れていることと、卒業生の実績を見ればわかる」(兵庫・私立高)などとなっている。本庶氏も卒業生だ。地域別に見ても、トップは東大と京大が分けあっている。

 一方、私立大では慶應義塾大がトップで、僅差で早稲田大の順。全国的に見ても、近畿地区の同志社大トップを除けば、慶應と早稲田がトップを分けた。予備校の入試担当者は「東大、京大、早稲田、慶應と、どの地方でも上位ということを考えると、高校の進路指導教諭も本音では、トップの大学に進学してほしいと思っているのでしょう。ただ、経済的な問題、親が子供を手元から離したがらないこともあって、地元の大学に進学する生徒が多くなっているのが現状で、もっとチャレンジしてほしいと思っているのかもしれません」という。勧めたい大学は入るのが難関なところばかり。なかなか勧めにくいのも本音だろう。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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