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過酷な硫黄島で働く自衛隊員にエールを送ったよ

 自衛隊からの依頼で先日、硫黄島(東京都小笠原村)に駐在している自衛隊員の前で講演をしてきたんだ。皆さん、目を輝かせてボクの話を聞いてくれてね。あんなに気持ちのいい講演は初めてだったよ。

 話してる内容は普段とそれほど変わらないんだけど、ボクは自衛隊が大好きだからね。当日は「皆さんの名誉を守るためには憲法改正が必要です」「国を守ろうと努力されている皆さんを、ボクはこれからも応援し続けます。ボクの体のゲリラ戦(がん治療)が終わったら、必ずまた来ます」とエールを送った。

 ボクのパートナーで漫画家の西原理恵子も、講師の随員として一緒に来たんだ。島ではインターネットが普通に使えたから、スマートフォンで現地の風景などを撮影してツイッターでの実況投稿もできた。もちろん、セキュリティーの問題で撮影しちゃいけない場所もたくさんある。ちなみに、テレビで見られる放送局は1局だけらしい。

 「硫黄島からの手紙」(クリント・イーストウッド監督)という映画があったよね。第二次大戦における硫黄島の戦いを日本軍側から描いた作品。指揮官である栗林忠道中将を演じた渡辺謙さんを始め、日本人俳優たちが出演して、せりふも全部日本語だった。

 硫黄島は先の大戦での激戦地で、環境は過酷そのものなんだ。日本軍はトンネルを掘って持久戦を展開したんだけど、中は灼熱(しゃくねつ)地獄で、外へ出れば米軍の激しい爆撃が待っているし、中に閉じこもってばかりだと火炎放射器で焼かれてしまう。飲料水も少ない。あんな状況で、よく持ちこたえて戦えたたと思うよ。

 硫黄島で戦死した日本兵は約2万人とされていて、その半数の遺骨がまだ見つかっていないらしい。島は隆起活動を今も続けていて、ありの巣のように張り巡らされたトンネルも、時代を経てどんどん形が変わってしまっているんだって。だから、遺骨を見つけ出すのは至難の業なんだ。

 硫黄島に眠る遺骨の収集活動は今でも続いていて、ボクもぜひ参加したいんだけど、ご家族の方が優先される。ボクの身内で硫黄島の戦いに参加した人は誰もいないから後回しになる。当然だよね。

 でも、本土に帰ってきてから驚きのお知らせが届いたんだ。西原のおじさんに、硫黄島から生還した人がいたんだ。彼女のお母さんによると、そのおじさんの弟も戦後、台湾からぴんぴんした状態で引き揚げてきたんだって。すごいぞ、西原一族!

 ■高須克弥(たかす・かつや) 美容外科医で医学博士。美容外科「高須クリニック」院長。愛知県出身。日本に「脂肪吸引手術」を普及させた先駆者で、「Yes、高須クリニック」のCMフレーズでもおなじみ。芸能界、財界、政界と幅広い人脈を持つ。著書多数、最新刊は「大炎上」(扶桑社新書)。

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