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「合格実績が伸びている」中高一貫校ランク ICT教育で広尾学園が驚異的な伸び!

 東京の中学入試まであと1カ月あまり。そこで、今週は首都圏284学習塾の塾長、教室長へのアンケートによる「最近、合格実績が伸びている一貫校」ランクを紹介したい。学習塾にアンケートを行い、項目別に5校連記で記入してもらった。最初の一貫校を5ポイント、次を4ポイント…として集計した。

 トップは昨年の2位から順位を上げた広尾学園だ。今年、東大、京大に各1人、東京工業大に8人合格している。早慶上理(早稲田、慶應義塾、上智、東京理科)に140人合格で、10年前の5人から28倍に増えた。驚異的な伸びだ。もとは順心女子学園だったが、共学化し現校名に変え、グローバル教育、タブレットを使ったICT教育を進め実績が伸びた。塾の講師は「すごい人気で、偏差値もうなぎ上りです。インターナショナルコースに加え、医進・サイエンスコースも設けて、医学部進学にも力を入れています」という。2位は洗足学園だ。今年は東大7人、京大4人、一橋大11人合格だ。10年前はいずれの大学も合格者はゼロで、大躍進を遂げている。早稲田大に70人、慶應義塾大に67人合格している。学校関係者は「英語教育に力を入れ、国公立大を狙わせるようにしたのが良かったんだと思います。理系はもちろんですが、文系でも高3まで数学を必修にしていることもプラスだと思います」という。理系に強い女子校として知られ、合格実績が大きく伸びている。

 3位は本郷、4位は駒込、5位は東京都市大等々力だ。注目されるのは8位の昌平。今年は東大、東北大、一橋大に各2人合格。10年前にはいずれの大学にも合格者はゼロだった。早慶上理にも54人合格で、10年前の合格者は2人だけだ。全国でも数少ないIB(国際バカロレア)ワールドスクールだ。すでに中学で授業が始まり、来年から高校にIBコースを新設する。英語教育にも力を入れている。さらに、スポーツも強豪で、今年も3年連続4人目となるJリーガーを輩出している。昨冬、全国高校サッカー選手権大会に出場。まさに文武両道の一貫校だ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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