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「入学時に比べ大学合格実績が高い」中高一貫校 補習授業が高評価! 9年連続トップは…

 今週は首都圏284学習塾の塾長、教室長へのアンケートによる「入学時の偏差値に比べ、大学合格実績が高い中高一貫校」ランクを紹介したい。学習塾にアンケートを行い、各項目について5校連記で記入してもらった。最初の一貫校を5ポイント、次を4ポイント…として集計した。

 偏差値の高い学校の大学合格実績が高いのは当たり前といえば当たり前。ただ、偏差値がそれほど高くなくても、実績の高いお買い得の学校も多い。そのトップに立ったのが9年連続で京華だ。京華は男子校で120年以上の歴史がある伝統校だ。学習塾の評価も「生徒の成長に寄り添って指導」「入学時の偏差値に比べ、大学合格状況がかけ離れて高い」(いずれも東京の学習塾)「生徒にあわせた進路指導のフォロー体制と充実した補習指導」(神奈川の学習塾)などだ。わかるまで教える補習授業体制が高い評価を得ている。今年も東北大、東京工業大に各1人合格した。

 2位は青稜、3位は東京都市大等々力、4位は常総学院、5位は神奈川学園だ。昨年の11位から3位に躍進したのが東京都市大等々力だ。元は東横学園という女子校だったが、9年に現校名に変更。翌年、共学部を設置した。今年の入試で東京の私立中第3位の志願者数の人気校だ。塾関係者は「元武蔵工業大だった東京都市大の付属校で、併設大学に進学もしますが今年は12人で、進学校としての人気が高い学校です」という。今年は東大、東京工業大に各1人、早稲田大に38人、慶應義塾大に14人合格だ。

 来年、新しく6位の世田谷学園、8位の巣鴨が算数1科目入試を実施する。東京都市大等々力、攻玉社もすでに実施している。算数1科目入試が増えている。中学受験に詳しい専門家は「国公立大合格者を増やすには、数学ができないと伸びていかないため、算数1科目入試を実施するのでしょう。算数ができれば、入学後、他の科目も伸びることもあります」という。AIの発達、2020年からは小学校でプログラミング教育が始まるなど、数学の重要性が増している。中学入試でも先取りしようということなのかもしれない。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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