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「ググらない」人たちが被害に… 怪しい団体から勧誘されたらスマホで検索を

 磁石が埋め込まれたネックレスやベルトなどの預託商法を展開していたジャパンライフが倒産して、大きな問題になっている。

 高齢者をターゲットにして高配当や元本保証をうたい、お金を集めようとする商法が昔から続いているよね。被害にあった方々は、言葉巧みな勧誘にのせられたケースがほとんどだろう。かなりの高額で老後の蓄えを投資した人もいるというから大変だよね。

 「マルチ商法」とか「ネズミ講」などといったことばがNGワードだと知っていても同じようなテクニックで勧誘されたら思わずのってしまうから、「もうけたい」という心理は、なかなかやっかいなものなんだ。

 でも、こういったトラブルに巻き込まれるリスクは、スマートフォンやパソコンを使うことでぐっと下げられると思うんだ。昔は勧誘してくる団体について詳しく知ることはできなかったけど、今はインターネットで簡単に調べられるからね。

 「融資の案内」だの「マンション経営の案内」だのといった迷惑電話だって簡単に調べられる。スマホに知らない番号から電話が掛かってきたら、ネットで検索してみるといいよ。同じ番号から掛かってきたという人たちの報告がたくさん出てくるよ。

 この間、ボクのところに「ぜひこれを使ってください」と高額で怪しげな商品を持ってきた人がいてね。試しにその人の名前をネットで検索してみたら、悪評が続々と出てきて、その界隈での有名人であることが一発で分かった。

 とはいうものの、マンツーマンで語りかけられると思わず耳を傾けてしまうというのもよく分かる。この場合は、書面を保管しておくとか、何かしらの物証をちゃんと持っておくことが大切だ。スマホで相手がしゃべったことを録音しておくのも有効だろう。しゃべったことは後になって、割とあっさり「そんなこと話してません」と覆されてしまう可能性があるからね。

 普段から新聞を読まずスマホでの調べ物もしないという人は、情報を遮断している状態だ。だから、ぜひ今のうちに情報との接し方を変えた方がいい。

 ネットの情報にしたって玉石混交ではあるけど、少なくとも情報を一方的に受け取るだけではなく、自分で調べることはできる。「ググらない」(グーグルで検索しない)人たちが被害に遭っているんだからね。

 ■高須克弥(たかす・かつや) 美容外科医で医学博士。美容外科「高須クリニック」院長。愛知県出身。日本に「脂肪吸引手術」を普及させた先駆者で、「Yes、高須クリニック」のCMフレーズでもおなじみ。芸能界、財界、政界と幅広い人脈を持つ。著書多数、最新刊は「大炎上」(扶桑社新書)。

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