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「グローバル教育に力を入れている」中高一貫校ランク トップは八雲学園、実践的に身につく英語教育

 今週は首都圏284学習塾の塾長、教室長へのアンケートによる「グローバル教育に力を入れている中高一貫校」ランクを紹介したい。5校連記で記入してもらい、最初の一貫校を5ポイント、次を4ポイント…として集計した。

 トップは八雲学園、2位が三田国際学園、3位が広尾学園だ。以下、工学院大付、文化学園大杉並、専修大松戸の順。男子校は9位の聖学院1校で、他はすべて共学校だ。ただ、共学校の中には八雲学園、三田国際学園、広尾学園、文化学園大杉並など、元女子校が多いのが特徴だ。中学受験に詳しい専門家は「ただ単に共学にするのではなく、新しいコンセプトの学校に生まれ変わるところも多く、その時にグローバル教育に力を入れる学校が増えているからでしょう。女子は英語が得意な生徒が多いことも改革しやすさにつながっていると思います」という。

 3年ぶりにトップに返り咲いたのが八雲学園だ。進路指導、英語教育、チューター(学習アドバイザー)方式、文化体験を教育の柱にしている。英語の授業数も中学3年間で29時間と多く、実践的な英語を身につけられるのが特徴だ。

 昨年の16位から5位に躍進したのが文化学園大杉並だ。今年から共学に変わった。高校にダブルディプロマコースがあり、日本とカナダのカリキュラムを同時に学び、日本とカナダの卒業資格を手に入れることができる。海外の大学にもチャレンジしやすい。中学にはダブルディプロマ準備コースがある。塾講師は「グローバル教育も曲がり角に来ているのではないでしょうか。というのも、2020年度からの大学入試改革で、英語の4技能(読む、聞く、書く、話す)のうち、新しく『書く』『話す』の外部英語試験の成績が必要で、どこの学校も4技能修得の取り組みを始め、グローバル教育に力を入れる学校は多くなってきました。今後は教育の中身をしっかり見て、学校選びをしていく必要があります」という。

 男子校はあまり出てこないが、実は力を入れているところも多い。どこの学校でも取り組み始めることで、グローバル教育が当たり前になりつつあるようだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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