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「保護者に人気のある中高一貫校」ランク 定員厳格化が影響…有名大付属校が躍進

 今週は首都圏284学習塾の塾長、教室長へのアンケートによる「保護者に人気のある中高一貫校」ランクを紹介したい。5校連記で記入してもらい、最初の一貫校を5ポイント、次を4ポイント…として集計した。

 トップは昨年の4位から躍進した中央大付横浜だ。2009年に横浜山手女子が中央大の系属校となり、10年に付属校となった。その後、共学に変わった。志願者が増え、偏差値も大きく上がって人気校だ。2位は昨年の10位から躍進した明治大付明治、3位は渋谷教育学園幕張、4位は15位から躍進した法政大第二、以下、広尾学園、早稲田実業、市川の順だった。いずれも難関校が上位で、大学付属校が多いのが特徴だ。付属校は来年入試でも人気となりそうだ。

 中学受験の専門家は「付属校人気の理由は、大学入試の影響です。定員の厳格化で大学が合格者を減らしたため、私立中高でも合格実績が下がったり、今までほどは伸びていなかったりする学校が多くなりました。大学入試が厳しくなれば、付属校から内部進学をと考える保護者が増えます。さらに、21年入試からの改革も影響しています。基本的には国公立大入試への影響が大きいわけですが、やはり不安に思うのか、付属校人気が高くなっています」という。センター試験の後継の大学入学共通テストは、外部英語試験の成績が必要になり、今までなかった記述式の問題が国語と数学に加わる。どのような出題になるかわからず不安が大きく、付属校人気が高まっている。さらに、付属校に通いながら、他大学受験を目指す手もある。

 このほかでも、塾関係者は「渋谷教育学園幕張、広尾学園、市川など、帰国子女を受け入れている学校が上位にきています。グローバル化時代を迎えていますから、保護者には帰国子女と一緒に学ぶことで、子供に刺激を与えてほしいとの考えがあり人気です」という。千葉の学校が2校入っているが、いずれも進学校だ。千葉には早稲田、慶應、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)など、人気大学の付属校がないことも影響しているとみられる。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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