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G20の経験を「25年大阪万博」成功に 日本を牽引する“大阪大改革”

 2019年は「亥年(いどし)」、目標に向かって真っ直ぐ突き進む一年にしたい。私の目標は「大阪を、東京と並ぶ、日本を牽引(けんいん)する第2極の都市にする」というものだ。かつては輝いていた大阪だが、東京一極集中が進み元気がなくなっていた。愛する大阪や、愛する関西を復活させるために、19年6月のG20(20カ国)大阪首脳会議や、25年大阪万博を全力で誘致してきた。

 G20は日本で初開催となる。主要国の首脳が、世界経済をはじめ、国際社会の共通課題について幅広く議論する会議だ。期間中、各国代表団やメディア関係者など、約3万人が大阪を訪れることが想定されている。

 これは大阪・関西にとって絶好のチャンスだ。全世界に向けて「日本には東京とは違う、歴史や文化、雰囲気を備えて、人情があふれ出る素晴らしい都市がある」「大阪・関西は、安心、安全で、活気に満ちている」などと発信できる。最高のおもてなしをしたいと考えている。

 この経験は、25年大阪万博にも必ず生きる。

 万博はすでに、大阪府と市、政府、経済界が一体となって準備をスタートさせている。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、人類80億人の未来を示す「圧倒的な万博」にする決意だ。若者たちも動き出している。ぜひ、期待してほしい。

 橋下徹・前大阪市長を中心に2010年4月、地域政党「大阪維新の会」を立ち上げてから、われわれは「大阪府」と「大阪市」の二重行政を解消し、無駄を徹底的に無くすことで、その財源を大阪の成長と住民サービスに振り分ける「大阪都構想」を訴え続けてきた。

 かつて熾烈な縄張り争いを続けてきた大阪府と市だが、橋下氏が市長になり、私が府知事になった11年末以降、橋下氏から吉村洋文市長にバトンタッチしても、府と市は協力しながら「バーチャル大阪都」を実現してきた。その成果が、政府や経済界、お笑い界も一体となった、G20と、25年大阪万博の誘致成功だろう。

 大阪はこれまで何度もG7(主要7カ国)首脳会議などの誘致を続けてきたが、涙をのんできた。敗因はいろいろあるだろうが、府と市の権限争いや、すれ違いもあったのではないか。一致結束したパワーについては、大阪・関西の方々も実感したはずだ。

 19年は「大阪都構想」の是非について、もう一度、住民の方々に信を問いたい。現時点で、夏の参院選に合わせた住民投票を検討している。これは、ダブル選挙による選挙費用の節約と、投票率アップを狙ったものだ。ぜひ、大阪の人々とともに「大阪大改革」を成し遂げたい。(大阪府知事、日本維新の会代表・松井一郎)

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