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「都構想」実現で二重行政解消、大阪復活へ 参院選と住民投票の並行で無駄節約

 明けまして、おめでとうございます。今年は「亥年」、12年に一度、統一地方選と参院選が重なる「政治決戦の年」だ。政治集団を率いる者としては、20年先、50年先を見据えて、持続可能な社会がつくれるよう、勢力拡大を目指していきたい。このコラム「維新伝心」については、今年も本音と建前を使い分けることなく、ズバッと核心に迫っていきたい。

 私は新年を、大阪の自宅で迎えた。天候も良く、実に穏やかなお正月だった。2日には「信貴山(しぎさん)朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)」(奈良県生駒郡平群町)に初詣に行き、世界の平和と、G20(20カ国)大阪首脳会議の成功、家族の幸せなどを願って手を合わせた。

 新聞やテレビのニュースにもなったが、昨年末(12月28日)には、東京都内の料理店で、菅義偉官房長官と、橋下徹前大阪市長と忘年会を開いた。2015年から続いている恒例の会で、それぞれの1年間を振り返った。25年大阪万博の招致成功や、大阪都構想も話題になった。

 今回、安倍晋三首相は欠席したが、日程上の都合や、さまざまな配慮があったのだろう。

 さて、忘年会でも話題になった「大阪都構想」は、大阪府と大阪市の二重行政の無駄を省き、「スリムで筋肉質の行政・議会」をつくり、地盤沈下の激しい大阪を再生させるものだ。

 われわれは、橋下氏を中心に10年4月、地域政党「大阪維新の会」を立ち上げたが、改革政党である維新の「1丁目1番地」といえる。

 かつて、大阪府と大阪市は対立し、いがみ合ってきたが、私が府知事となった11年末以降、橋下氏から吉村洋文市長にバトンタッチしても、府と市は協力しながら「バーチャル大阪都」を実現してきた。その具体的成果といえるのが、G20大阪首脳会議と、25年大阪万博の誘致成功だと断言できる。

 大阪都構想の住民投票については、夏の参院選に合わせて信を問うことを検討してきた。選挙・投票費用の節約と、投票率アップを目指したものだ。公明党とは「住民投票を任期中に実施する」ことで合意し、文書も交わしていたが、なぜか最近、「参院選後でなければ受け入れられない」と変わった。

 これは大阪の人々に、時間と費用の膨大な無駄を強いることになる。なぜ、一緒にやれないのか。大阪のため、関西のため、日本のためにも「改革の旗」は決して降ろさない。

 民意を問うため、私と吉村氏が任期満了前にそろって辞職し、今年春の統一地方選に合わせて、「出直しの知事・市長のダブル選」に臨むという選択肢もある。しかるべき時期に判断したい。(大阪府知事、日本維新の会代表・松井一郎)

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