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中学受験で子どもを伸ばす親の共通点ランク 塾への信頼、子供とのコミュニケーションが重要

 今日から埼玉で中学入試が始まった。いよいよ中学受験も本番だ。中学入試を目指し、子どもの学力を伸ばすには、親はどうすればいいのか。そこで、今週は首都圏284学習塾の塾長、教室長へのアンケートによる、「中学受験で子どもを伸ばす親の共通点ランク」を紹介したい。

 トップは3年連続「塾(教師)を信頼し、聞く耳を持っている」で、48・1%だった。塾講師は「親がいくら中学受験させたくても、子どもが中学受験をしたくないため、塾に通わなくなったりすることがあります。塾がひどいというケースもありますが、そんな時こそ塾に相談するといいでしょう。子どもにも中学受験することを納得させないと、転塾を繰り返すだけになってしまいます」という。親が選んだ塾を信頼することが大切だ。

 2位は「子どもとのコミュニケーションがよくとれている」で、47・7%、以下、「子どものことをよく見て、適性や能力を把握している」「しつけ・生活習慣・食事の管理をしっかりしている」「自分の子どもを客観視できる」の順だった。

 子どもとコミュニケーションを取るのは当たり前のように思えるが、できていない家庭も多いようだ。塾講師は「子どもとのコミュニケーションがうまくとれず、子どもといがみ合っていたのでは、成績も伸びません。中学受験は親子が1つになって目標に向かうことが大切です」という。さらに、中学受験に詳しい安田教育研究所の安田理代表は「子どもの適性、能力を把握することが大切で、そうでないと入学後、不適合を起こすことがあります。例えば、保護者に子どもの偏差値を聞くと、最も高い値しか言わない。低いところはいくつか、どの教科が弱いのか、どの単元が弱いのかなど、あまり把握していません。やはり子どものことをよく知ることが大切です」という。

 親は子どもに対してひいき目に見がちだ。模試の成績などで、よかったときのことしか見ない傾向にある。そのため、実力以上の学校ばかり受験させ、全部不合格という結果に終わってしまうこともある。子どもの実力を客観視できることが、合格への近道かもしれない。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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