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歴代「センター試験」志願者ランク 18歳人口が平成最少でも…今年は歴代10位の志願者数

 今週末19、20日に平成最後のセンター試験が実施される。いよいよ今年の入試の幕開けだ。今週は、この歴代センター試験の志願者数ランクを紹介したい。

 センター試験は昭和54(1979)年に始まった共通1次試験の後継として、平成2(90)年にスタートした。今年で30回目になる。まさに平成の時代とともに歩んできた試験といえよう。センター試験は来年が最後となり、再来年からはセンター試験の後継として大学入学共通テストが実施されることが決まっている。来年は最後のセンター試験となる。

 センター試験の大きな特徴は、私立大の参加を広く認めたことだった。大学関係者は「実施初年度は、『国の偏差値輪切り政策に巻き込まれる』と参加に反対した私立大が多く、16大学しか参加しませんでしたが、今は500校以上が参加しており、隔世の感があります」という。

 私立大のセンター試験利用入試は、センター試験の成績だけで合否が決まるものがほとんど。地方の受験生は大学に受験に行かなくて済むため、経済的負担が少ない。さらに受験料も私立大一般入試の平均3万5000円の半額以下のところが多く併願しやすい。さらに、国公立大志望者は、入試対策を行わずに私立大を併願できることから人気だ。

 今年の志願者は57万6829人で歴代10位だ。昨年より5842人、1%減だった。予備校関係者は「昨年は文科省の私立大定員の厳格化政策で、合格者を減らす大学が続出し、一般入試が厳しくなって、受験生は併願校を増やす対策をとりました。しかし、一般入試の受験料は高く、安く抑えるためにセンター試験利用入試を活用し、センター試験の志願者が増えたとみられます。それが、少子化もあって、今年は現役の志願者が減っています」という。

 18歳人口で見れば、今年は平成で最少の約117万人だ。その中で10位だ。今年と昨年を除くと、すべて平成9年から16年に集中している。18歳人口は9年に168万人、そこから減少して16年に141万人。今年は16年と比べても17%も減っている。その中での10位なのだから、センター試験人気は高いといえよう。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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