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「徴用工」問題 北朝鮮製の“作り話”を信じた韓国側の捏造を論破せよ

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 韓国は、日本統治時代の「不法」性の象徴として、いわゆる「徴用工」を捏造(ねつぞう)している。あばら骨が見えるやせ細った銅像は目に訴える。今後、世界各地に設置するつもりだろう。

 「徴用工」の悲惨さを訴える仕掛けは、彼らが強制動員されたとする作り話だ。実は、その原作者は北朝鮮なのだ。1964年3月20日、平壌(ピョンヤン)から「朝鮮民主法律家協会の声明」と題する文書が発せられた。

 そこには、《日本帝国主義が、朝鮮に対する植民地支配の時期に朝鮮人民に行った、いまひとつの大きな罪悪は、彼らが朝鮮人を大量に日本に強制連行して残忍に抑圧、搾取し、虐殺した事実である》《日本帝国主義は当時朝鮮人を連行するにあたり、夜中に農家を襲撃し、白昼にトラックを横付けして畑で働いている朝鮮の青壮年たちを手当たりしだいに拉致していくなど、文字通りの『朝鮮人狩り』を行った》などと書かれている。

 「強制連行」神話を広めた朴慶植(パク・キョンシク=朝鮮大学校講師)の著書『朝鮮人強制連行の記録』(未来社、1965年)の種本とみられている。

 今日、韓国の主要メディアが「強制連行の悲劇のシンボル」として、『慟哭の詩』と呼ぶ、福岡の筑豊炭田に残された壁文字がある。「お母さんに会いたい、腹が減ったよ、故郷に帰りたい」とするハングルだが、65年に朝鮮総連傘下の「在日本朝鮮文学芸術家同盟」が作成した映画で、スタッフが演出のために書き込んだものであることが明らかになっている(『西日本新聞』2001年1月3日付)。

 これらは、北朝鮮が日韓基本条約の締結に反対するためにでっち上げた、北朝鮮製の作り話だった。が、今や韓国の国民が本気で信じ込んで、裁判を通じて日韓基本条約を反故(ほご)にしようとしている。さらには、北朝鮮と共闘して日本を糾弾している。

 日本側は、どう対処すべきか。

 まずは、国際法の原理原則を韓国側に、そして国際社会に訴えるべきだ。日韓に戦争はなかったが、講和条約に準ずる日韓基本条約の締結により、過去は「ノーサイド」となった。過去の蒸し返しはルール違反だ。ましてや、基本条約や請求権協定の「枠外」での損害賠償請求など話にならない。

 「過去」についても、韓国側の捏造を、事実関係を正確に示して論破していくことだ。それを内外に広く説明していく。以上は国を挙げた取り組みでなければならない。

 国際社会は日韓の歴史に詳しくない。関心もない。黙っていれば、プロパガンダに長けた韓国を利する。慰安婦問題の二の舞いにしてはならない。

 ■八木秀次(やぎ・ひでつぐ) 1962年、広島県生まれ。早稲田大学法学部卒業、同大学院政治学研究科博士後期課程退学。専攻は憲法学、思想史。第2回正論新風賞受賞。高崎経済大学教授などを経て現在、麗澤大学教授。教育再生実行会議委員、フジテレビジョン番組審議委員、日本教育再生機構理事長など。法制審議会民法(相続関係)部会委員も務めた。著書に『憲法改正がなぜ必要か』(PHPパブリッシング)、『公教育再生』(PHP研究所)など多数。

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