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再び上昇中のマカオ市場 使える新ルート「港珠澳大橋」

★マカオでひと勝負(1)

 一時、収益を落としていたマカオのカジノ市場が、再び勢いに乗ってきた。昨年12月の月間訪問者数が過去最高の356万人を記録したのだ。

 中国の習近平指導部による「反腐敗・汚職摘発運動」の影響を受け、上客の富裕層が離れていったのが2013年から15年にかけて。この事態を受け、VIP層ではなく、マス(一般客)層の取り込みに力を注いだ効果がここにきて表れてきた。

 2016年から収益は右肩上がりに回復し、新たなホテル建設も進む現状。最高のタイミングで昨年10月24日、香港とマカオ、そして珠海(中国)を結ぶ世界最長の海上橋が開通した。全長55キロ。「港珠澳大橋(こうじゅおうおおはし)」と名付けられた海上橋は、日本からマカオへの新ルートとして定着するに違いない。

 これまで日本からマカオへ行く方法は、香港国際空港でいったん香港に入国し、香港島・上環(シャンワン)のマカオフェリーターミナルへ移動(タクシーでも約30分かかる)。そこからターボジェットと呼ばれる高速船に1時間揺られ、マカオへ入国するルートが主流だった。

 若いころはなんてことなかった船の揺れが、50代も後半になるとヤケに三半規管に響くようになってきた。とくに着岸するときの波によるローリングがキビしく、高速船の港に隣接するヘリパッドから飛び立つ、ヘリコプターに乗りたくなることが何度も…。

 しかし、ヘリコプターは片道わずか15分のところに、料金は4300香港ドル、約6万円! 速いのは最高だが、お値段も高く、カジノでの軍資金が目減りしてしまう。読者の皆さんにもおススメはできない。

 香港国際空港から乗り継ぎの形で、直接、マカオ行きのターボジェットに乗るのが次の手。香港に入国する手間が省けるうえ、フェリーターミナルへの移動時間が省略できる。デメリットは1日4~5便と本数が少ないこと。到着便との接続がうまくいかないと、結局は上環回りと同じ時間がかかってしまう。

 近年、マカオでひと勝負と意気込む人によく使われるのは、成田/関空/福岡から出ているマカオへの空路直行便。これなら、船に揺られなくて済む。ただ、こちらも1日1往復と使い勝手がちょっと悪い。福岡線は月水金に限定した運行だ。旅行のスケジュールに融通がきく人向けのルートといえよう。

 さて、「港珠澳大橋」を使う新ルート。こちらは日本から1日何便も飛んでいる香港行き路線を使えばいい。ボクも12月の初めに実際に利用してきた。簡単に流れを説明すると--。

 (1)香港国際空港到着後、香港入境検査、税関検査を受けて到着ロビーへ。

 (2)出口A/Bどちらから出ても、向かって右方向のバスターミナルを目指す。

 (3)B4路線「香港口岸」行きのバスに乗って(6香港ドル)終点まで。約10分でマカオ行きシャトルバスのターミナルに着く。

 (4)まず、香港からの出境審査。その先でシャトルバスの乗車券を買う。片道65香港ドル(夜間は70香港ドル)。

 (5)マカオ行きは乗り場CかD。バスはピーク時には5分間隔で出ている。

 (6)出発後、海上橋を15分ほど走って海底トンネルへ。5分で海上橋に戻る。珠海との分岐を抜けて、計30分~40分でマカオ到着。(ギャンブルライター・片山真)

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