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平均点が上がったセンター試験科目は? 国立大にも強気の出願増えるか

 平成最後のセンター試験が終わり、その結果が気になるところだ。そこで今週は、センター試験の平均点が昨年に比べてアップした主要科目を紹介したい。大学入試センターが発表した科目別平均点の中間集計をもとに、どの科目も100点満点に換算して比較した。

 1990年から始まったセンター試験は、今年が最後となる。来年の実施を最後に、再来年からは大学入学共通テストに代わる。

 今年は昨年、平均点が下がった科目が上がった。科目別の平均点を見ると、外国語(英語)のリスニングが17・74点上がった。もともと50点満点だから、100点満点に換算すると上がり幅が大きい。国語は7・71点アップだが、こちらは200点満点を圧縮している。次いで化学基礎、数学II・B、生物の順でアップした。逆に下がったのが「倫理、政治・経済」の8・54点ダウン、次いで化学、倫理と地理Bの順だった。高校の進路指導教諭は「文系が選択する科目の多くで平均点が上がっており、文系の受験生が強気になりそうです」という。この結果、5教科7科目の平均点は、大手予備校の河合塾調べによると、900点満点換算で、文系、理系ともにアップ。文系は昨年より18点アップの570点、理系は12点アップの572点だった。平均点が上がると、受験生は強気になる。

 国公立大の出願はすでに始まっている。来週の6日(水)が締め切りだ。予備校の入試担当者は「国公立大は7年連続で志願者が減少していますが、センター試験の平均点がアップしたので、今後、強気に出願し、志願者減少に歯止めがかかるかもしれません。成績上位層が増えており、平均点が文系での上がり幅が大きく、入試全体でも文系人気ですから、難関大文系では志願者が増えそうな勢いです」という。

 文系人気は続いているが、昨年は経済系学部の人気が高かった。今年は、その影響で少し易化した国立大文系最難関の法学部が狙われているという。理系では情報系が人気だ。国公立大入試まで、まだ1カ月近くある。2次試験に向けて、最後の頑張りどころだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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