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米朝首脳会談「朝鮮戦争終結で合意」あるか!? ベトナム開催有力も…板門店での可能性浮上

 ドナルド・トランプ米大統領と、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の米朝首脳会談は、ほぼ間違いなく2月25~28日のいずれかに実現する。

 各国メディアの最大関心事は開催地である。昨年6月12日のトランプ・正恩会談はシンガポールで行われた。現在、ベトナムの首都ハノイや、同国中部の都市ダナンでの開催が有力視されている。

 年初の米CNNテレビ報道で、トランプ政権の視察チームが2回目の開催候補地として、タイのバンコク、ベトナムのハノイ、米ハワイを訪れたことが明らかになった。

 昨年12月にベトナムを訪れた北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は同月30日、ハノイで同国のファム・ビン・ミン副首相・外相と会談したが、同日にマーク・ナッパー米国務次官補代理(東アジア・太平洋担当)が極秘裏にハノイ入りした事実がある。

 こうしたこともあり、ベトナム開催説が最有力とされているのだ。

 現時点で、少数派の見立てであるが、筆者は、実は朝鮮半島の軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)での開催の可能性があるとみている。

 その可否は、スティーブン・ビーガン北朝鮮担当特別代表と、北朝鮮の金赫哲(キム・ヒョクチョル)元駐スペイン大使による、今後の米朝実務者協議の進展に懸かっている。

 具体的に言えば、2回目の首脳会談に向けて進められている「米朝共同宣言」の文言調整次第ということだ。その文言に「朝鮮戦争終結で合意」が盛り込まれるのかどうかである。

 先にワシントンを訪れてトランプ氏に、正恩氏の親書を手渡した金英哲(キム・ヨンチョル)副委員長(統一戦線部長)は帰国後の1月23日、正恩氏に訪米報告を行った。

 朝鮮中央通信が同月25日に配信した写真には、満面の笑みを浮かべる正恩氏が写っていた。

 それだけではない。英哲氏が持ち帰ったトランプ氏の返書について、同通信は「非常な決断であり、(正恩氏が)高く評価した」と伝えている。ハングルで「非常な」という言葉には、「途方もない」「予測できない」というニュアンスが含まれている。

 つまり、正恩氏は、トランプ氏との会談で「戦争終結」宣言まで持ち込める自信を深めたのではないか。

 そこで浮上するのが、米朝首脳会談の板門店開催説だ。同地で戦争終結を高らかにうたうことができれば、まさに国際的な大ニュースとなる。

 そして、正恩氏は米朝首脳会談後、その足で陸路ソウルに乗り込み、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との南北首脳会談に臨む-。(ジャーナリスト・歳川隆雄)

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