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志願者が増えている主要私立大ランク 改革に本腰の大学に受験生が好感

 今週は2月8日現在、志願者が増えている主要私立大ランクを紹介したい。主な私立大110大学を調査した。

 私立大人気は続いているが、上位大学を中心に今年は志願者減の大学が多い。主要110大学のうち、現在、志願者が昨年最終の志願者より増えているのは27校にとどまる。私立大志願者は全体で4%増えているにもかかわらずだ。有名大学の早慶上理(早稲田、慶應義塾、上智、東京理科)、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)、関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館)で、ランクに出てくるのは中央大1校だけだ。予備校関係者は「全体の志願者は増え、受験生は昨年より併願校を増やしていることは間違いありませんが、安全志向で選んでいます。上位校は敬遠されると予測していましたが、これほど減るとは思いませんでした。入学定員の超過抑制で、今年も合格者が減ると考えた受験生が、チャレンジ受験をしなかったとみられます」という。その中で志願者が増えたトップは武蔵野大、2位が専修大で以下、摂南大、神戸学院大、成蹊大と続く。

 トップの武蔵野大は3割近い志願者増だ。元は文学部だけの武蔵野女子大だった。それが現在では共学化し、有明キャンパスを新設し、11学部を擁する総合大学に変わった。今年、新設された経営、データサイエンス学部も人気が高い。

 大学改革を行った大学の人気が高いのも特徴だ。6位の中央大は今年、国際経営と国際情報の2学部を新設した。7位の桜美林大は都心の新宿区百人町に新宿キャンパスを設け、ビジネスマネジメント学群が移転する。さらに、センター試験を活用した新入試も実施し人気を集めた。高校の進路指導教諭は「やはり改革している大学には目が向きます。活気があり、前向きな姿勢に好感を持つ生徒は多いですね。新しいものを求めているところもあるのかもしれません」という。また、4位の神戸学院大や8位の阪南大は昨年まで6年連続で志願者が増えており、さらに人気を集めた。いずれの大学も、まだ出願を受け付けている方式の入試がある。今後、さらに志願者が増えることは確実だ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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