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東大・京大特別入試、高校別合格者ランク 上位校は中高一貫が多数

 今週は2月13日に合格発表があった東大推薦入試と京大特色入試の高校別合格者数合計ランクを紹介したい。2月22日現在判明分で、判明率は91・8%。

 推薦やAO入試というと、多くの私立大の試験のように、出願するとほとんどの人が合格できるイメージがある。ところが、東大や京大は厳しい試験だ。4年目を迎えた東大の推薦入試の志願者は昨年より6人増えて185人だった。募集人員は100人程度だが、合格者は昨年より3人減って66人で競争率は2・8倍だ。

 東大の推薦入試委員会委員長の武田洋幸教授は「多様性のある、卓越性を備えた、潜在能力を持っているバラエティーに富んだ学生を取ることができました。経済学部のように出願者が少ない学部もあり、今後、高校や受験生に求める人材像を伝えていくことが大切で、募集枠の検討なども考えていきたい」という。

 これだけ志願者が少ないのは、出願の条件が高いからだ。数学オリンピックなど科学オリンピックの受賞歴、高校での論文発表と評価、英語力、留学経験などが求められる。その上、センター試験の成績も8割程度が必要だ。こうなると、出願者は限られてしまう。さらに、各校男女1人ずつしか出願できないことも影響している。一般入試で多くの合格者を送り出している高校の進路指導教諭は「学内で推薦を希望する生徒が複数いると、どの生徒を推薦するかを決められないのが実情で、京大はそういった縛りがないので、志望する生徒がいると勧めやすい」という。

 京大の特色入試も3月の後期日程で試験が実施される法学部を除いて、志願者は535人で昨年より12人減。募集人員は137人だが、合格者は116人で、競争率は4・6倍だった。東大、京大とも定員割れだ。

 トップは4人合格の開明だ。内訳は工1人、医-人間健康科学科3人合格。続いて3人合格校が続く。表中、共学校が強く、男子校は海城と聖光学院だけだ。さらに、上位校では堀川を除いて中高一貫校だ。東大や京大の一般入試では中高一貫校が強い。推薦やAO入試でも強さを発揮しているといえよう。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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