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ハードとソフトの両面で子育て支援 「乳児用液体ミルク」ついに国内製造、販売へ

 今月、ついに乳児用液体ミルクが国内で製造、販売されるようになった。

 「ミルクは粉に決まっているじゃないか」との声を聞くが、世界の国々では、そのまま授乳できる「液体」のミルクが一般的だ。

 メジャーリーガーの田中将大選手の妻、里田まいさんは米国での子育てで液体ミルクを知り、「その便利さにびっくり」とブログにつづっている。

 わが国には、ありとあらゆるモノがそろっているはずだが、乳児用の液体ミルクはなかったのだ。

 8年前の東日本大震災で、ご縁があり、フィンランド在住の日本人ママさんたちによる液体ミルク支援に関わった。

 電気、ガス、水に不自由な被災地の乳児を支援しようとの活動だった。

 私は緊急支援物資として役立ててもらえるようお手伝いをし、無事、被災地に届けることができた。

 以来、国内で液体ミルクが製造・販売できないものかと、仲間の皆さんと活動した。

 都知事として東京都の防災用品として備蓄し、熊本や北海道の被災地にもお分けするなど、久しく関わってきただけに、新たな動きに感謝!

 災害時だけでなく、お出かけや夜中の授乳など、選択肢が増えることで、子育てへの応援になると期待したい。

 現在、開会中の東京都議会は全国で女性議員比率が最も高い。126人中36人が女性議員で、28・6%を占める。全国の地方議会12・9%、都道府県議会10・1%と比べると断トツだ。ちなみに衆院は10・2%で193カ国中165位だ。

 女性議員の皆さんは、女性の活躍を後押しする質問を次々にされ、私がその声に応える。

 家事や育児のノウハウなど、家庭で身につけた力を活用するベンチャーを支援し、不妊検査の年齢制限を35歳から40歳未満へ、不妊治療費の所得制限の緩和については、上限を730万円から905万円へ拡大する。

 こうした結婚・出産・子育てをめぐる、あらゆるライフステージでの支援策強化について質問が寄せられ、それらを政策として実現させる。これまでの都政とは大違いだろう。

 国の多子世帯支援の対象外となる世帯に対しても、都は第2子が半額、第3子以降は実質無償化するという独自の支援策も新たに開始する。

 都営地下鉄大江戸線の一部の車両を改修し、ベビーバギーで乗り込める「子育て応援スペース」を試験的に導入するための予算も計上した。

 ハード面とともに、周りの理解促進といったソフト面でいかにマッチングしていくか、注視していきたい。

 「人」が動かす首都・東京。次の世代もしっかり育て、持続可能な東京であり続けたい。(小池百合子・東京都知事)

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