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「安楽死クラブ」に入会申請中! 全然イメージと違った「死に方」に…

 脚本家の橋田壽賀子さんの著書『安楽死で死なせて下さい』(文春新書)で話題になったけど、実はボク、そのスイスの安楽死クラブに入会申請しているんだ。入会が認められたら、好きなときに極楽往生できる。海外で余生を過ごしたいとか、そういった欲求はないけど、スイス経由で天国に旅立つって、何かかっこいい感じがしない?

 このことは、ボクのパートナーで漫画家の西原理恵子に話している。彼女からは「スイスだぞよと喜ぶなんて田舎くさい!」と言われちゃったけどね。

 ボクが全身がんで、抗がん剤治療を受けていることは、昨年いろいろなニュースで取り上げられたし、夕刊フジのこのコラムで目にした人も多いだろう。全身がんと聞くと、一般的にはすぐ死んでしまうイメージを持ちがちだけど、治療のおかげか、なかなか死なないね。

 ボクのがん友達も、1人が亡くなったくらいで、他はみんな生きている。同じようにがんにかかっている同年代の人たちとよく麻雀をしているよ。

 抗がん剤といった通常療法だけでなく、自由診療のものも受けている。当然ながら保険はきかない。だからボクとしては「確実にがんを治したい」という人にはオススメしないようにしている。自己責任で受ける治療だからね。

 ボクが受けているのはいわば人体実験のようなものだ。成功すれば自分にとって得だし、うまくいかなくても治療の経過がデータとして活用され、これからの医療や社会に役立つ。治っても治らなくても、どちらでも良い結果を生むんだ。

 ただ、たまに「先生がうちに来ていることを紹介していいですか?」とか「今度、週刊誌でがんの対談をやりませんか?」とか言ってくる先生もいるから困るんだけどね。完璧に治った後ならともかく今はまだ治療中なんだから。

 さて、話を安楽死に戻す。実際にどんな方法で安楽死するのかだ。

 ボクはすごく楽な方法で、場所も立派な病院とかを用意してくれるものとイメージしていた。ところが話を聞くと、場所は借りた民家、方法はクラブの人が致死量の睡眠薬の入ったオレンジジュースを飲ませてくれるというものだった。服用後に吐き気がしたら、吐き気止めもくれるらしい。

 ボクが「安楽死なんだから、もっと現代的で気持ちよく死なせてくれる方法にしてよ」と言うと、「これが創立以来変わらないスタイルなんです」だって。全然イメージと違った!

 ■高須克弥(たかす・かつや) 美容外科医で医学博士。美容外科「高須クリニック」院長。愛知県出身。日本に「脂肪吸引手術」を普及させた先駆者で、「Yes、高須クリニック」のCMフレーズでもおなじみ。芸能界、財界、政界と幅広い人脈を持つ。著書多数、最新刊は「大炎上」(扶桑社新書)。

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