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外務省、文書「西暦統一」検討も…批判受けトーンダウン 竹田恒泰氏「外務省こそ元号重んじよ」

 河野太郎外相は2日の記者会見で、新元号「令和」決定を受けた対応について、外務省の内部文書である「公電」を西暦のみの表記にしたいとの考えを示した。同省としては、作成文書のすべてを西暦に統一したかったようだが、公電以外の文書への和暦使用は基本的に継続する意向を表明した。批判を受けてトーンダウンしたようだ。

 「大きくルールを変更するわけではない」

 河野氏は会見でこう語った。公電は外務省と在外公館などとの間で交わす電報。「外務省が西暦表記への統一を検討」と伝えた一部報道は事実かと聞かれ、答えた。

 公電の表記を西暦に統一する理由は「外国と西暦でやりとりした記録を、わざわざ和暦にする必要はない」と語った。

 表記をめぐっては外務省幹部が1日、記者団に「外務省で作成する文書は原則、西暦表記に統一したい」と明言。これに対し、自民党内で「元号も大切にしてほしい」(萩生田光一幹事長代行)との慎重論が出た。

 菅義偉官房長官は午前の会見で、一部報道への受け止めに関し、「聞いていない」と答え、外務省幹部に同調しない意向をにじませていた。外務省側は公電のみを西暦とする方向に方向修正した格好だ。

 明治天皇の玄孫(やしゃご)で、作家の竹田恒泰氏は「日本は701年の大宝律令で、元号が制度化された。以来、公文書はすべて基本的に元号で書くのが決まりだ。聖徳太子は、中国の皇帝とやり取りするにも『独立国家の証し』として日本の元号を使い、書をあてた。そんな先人や歴史を外務省は何だと思っているのか。外務省こそ元号を重んじないといけない。聖徳太子も泣いていると思う」と語った。

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