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結婚式に招待客1000人! 驚きのおもてなし

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆様!

 先日、私はSNSにアップされた友人カップルの結婚式の写真を見て、その迫力に圧倒されました。

 そこに写っていたのは、1000人以上はいるだろう招待客と一緒にダンスや記念撮影をする大学時代の友人、新郎ラマザンと新婦ザレマの姿でした。

 その時、私はザレマの言葉を思い出していました。

 “私の国の結婚式は本当に大規模なの。1000人ぐらいの招待客を呼ぶこともあるわ。それに、その辺を歩いている知らない通行人でも式の宴会場に入って来て、何かを食べることが出来るので、最終的には、ものすごい人数になってしまうのよ!”

 彼らの故郷はコーカサスに位置する、ロシア連邦ダゲスタン共和国でした。

 ダゲスタン共和国は、多種多様な異なる民族が暮らす統一国家です。共和国の首都マハチカラからエカテリンブルグの医科大学に進学してきたラマザンとザレマは、6年間一緒に学んだ私のクラスメイトであり、現在はダゲスタンに戻り、夫婦共に医者として働いています。

 共和国の主な民族グループのアヴァール人だった彼らは、自分たちの国を誇りに思っていて、しばしば、遠く離れた自分たちの祖国の生活について私に話してくれました。

 ダゲスタンの人々はとても親切です。

 もし、あなたが彼らの家に行く機会があれば、彼らはあなたのために最高の料理でもてなしてくれるでしょう。それは、よその土地から来た人に対する彼らの信条だからです。

 彼らの主な宗教はイスラム教です。そのため、女性は長いスカートやズボンで足を隠すようにしますが、より開放された首都のマハチカラなどでは、スカーフを着用しない女性もいます。

 ラマザンは言います。

 “すべての花嫁はダゲスタンの伝統料理、ヒンカルを調理することができなければならないんだ。美味しいヒンカルを作れて、初めて立派な花嫁と認められるのさ”

 私は、彼らが夏休みにダゲスタンに帰郷するたびに尋ねていたことがありました。

 “隣国チェチェンの紛争のあおりを受け、長い間不安定だったダゲスタンの治安は大丈夫なの?”と。彼らの答えは、現在は大丈夫だということです。

 もし、あなたがカスピ海沿岸にある、この小さな国を訪れる機会があれば、壮大なコーカサスの自然と、数千年前の数々の歴史的建造物、そして、尋常でない彼らのおもてなし精神に触れることができるでしょう。

 では、ダフストレーチ(また会いましょう)!

 ■ジュリア・ミント 1994年ロシア連邦バシコルトスタン共和国生まれ。エカテリンブルクの医科大を経て、現在は大学院で眼科学を専攻する傍ら、日本人コンポーザーTAMAKIと共にノーザンスタイル・ダンスミュージック・ユニット“Crystal Mint”を結成。シンガーとして、主にヨーロッパで活動中。特技は英語、腕立て伏せ。(crystalmint.info)

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