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マジックも“非日常”を体験できるコンテンツ KiLaさん「インタラクティブ性が売り」

★IRのエンタメ力が待ち切れない(5)

 ラスベガスに行くとき、必ずチェックするのがマジックだ。どこかの劇場で見ることができないか、それを探すところから旅行は始まっている。

 まんまと引っ掛かると悔しいけれど、どこかにタネがないかと一層興味が湧く--マジックを嫌いな人はいないだろう。だまされるのがどうしても我慢できない、負けず嫌いを除いては…。

 初代・引田天功の脱出マジックをテレビにかじり付いて見ていた世代だけに、マジックへの入りはイリュージョン。デビット・カッパーフィールドやランス・バートンは特番で見た覚えがある。

 ラスベガスはそんなトップマジシャンのショーを気軽に見ることができる街だ。残念ながら2002年には休演してしまったが、老舗カジノホテルのシーザーズパレスでは『マジカル・エンパイア』という素晴らしい常設ショーが行われていた。

 マジックを見ながら食事をして、食後はいくつかの部屋で行われるクロースアップマジック(カードやコインなどを使うテーブルマジック)に、次々に魅了される--。そんな非日常の体験は、IRにマッチするコンテンツの一つだろう。

 現在、ラスベガスで上演されているマジックショーとしては、クリス・エンジェルによる『マインドフリーク』がある。若いころから全米のテレビで注目を浴びてきたイリュージョニストのクリスは、ルクソールホテルでの公演を約10年続け、今年1月から専用シアターをプラネットハリウッドホテルに移した。

 スタート直後から現地の評判は良く、リピーターも多いと聞く。ストリップ(メーンストリート)に面したカジノホテルにあるシアターだから、立地の良さも文句なし。これらを参考にし、ハイレベルのマジシャンを集めた新たな劇場が日本版IRにもできればと思っている。(ギャンブルライター・片山真)

 ■マジシャン・KiLaさんに聞く

 --マジックとカジノホテルは相性が良さそうです

 KiLa「見せ方次第で面白いものになりますね。まず、大きなステージで見せるイリュージョン。それに私のようなクロースアップマジシャンが演じる小劇場が両立すれば」

 --ズバリ、『マジカル・エンパイア』のような施設

 「はい。そんな劇場がIRにできれば、楽しみが増すでしょう。マジックはライブ感が強いし、ほかのエンタメにはないインタラクティブ性(双方向性)が売りです。触れたり、参加したり…できるので」

 --多くのリピーターを生む要因ですね

 「そこが腕の見せどころでもあります。“いい場所で、いいお客さんを前に、いいパフォーマンスをする”。これが目指すところですし、目の肥えた方の前では自然と腕が鳴る」

 --そんな場所が日本版IRに

 「できるといいですね。それまでさらにマジックのスキルを磨き、社会性や人間性といった品位も高めていきたいと思います」

 ■KiLa 日本が誇るクロースアップマジシャン。2011年、ラスベガスで日本人として初めて単独ショーを開いた実績がある。「MAGIC TOKYO O」(東京・六本木)出演中。

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